導入事例
ナレッジ・トレーディング・アソシエイツ合同会社 様

インフォメーションインテリジェンス、データベースの解析能力を装備しているところが魅力

AIカテゴリー チャットボット

企業名ナレッジ・トレーディング・アソシエイツ合同会社

業種・業態人材育成・人材提供

企業規模-

導入サービスENOKI5.0 Enterprise

 
ナレッジ・トレーディング・アソシエイツ合同会社
水上  晃

アイフォーカス・ネットワーク株式会社
伊藤 純一(CEO)
川口  岳(COO)

 

川口
最近、働き方改革が叫ばれている中で、社員が適材適所にはまり、常にしっかりとしたパフォーマンスを出すというのは難しいように思います。例えば、大手でもうまくはまらない人材が社外に流失しないように、副業を認めるなどモチベーションをキープさせ、社内に留めるというような風潮があるように思います。

その中で水上さんの取り組まれているような学びの場を社外で経験し、そこでの学びを通じてモチベーションを高めて会社に戻るというのは、とても貴重な経験であると思います。

水上
副業やモチベーションという話もありますが、それ以上に会社側が提供しているビジネススピードと人材のキャリア開発のスピードと世の中の進化のスピードがもうズレ過ぎてしまっていることが本質的な問題だと思います。

会社側からしたら、30年、40年積み重ねたビジネスモデルがあり、先輩の経験値を継承すれば必ず上手くいくという成功の方程式が完成されていたので、会社もしっかり雇用もするし、会社が提供した教育プログラムで十分という話だったんですけど。

いまその会社の成功方程式も壊れてしまっていて、来年、再来年に自分の会社が存在していますかという問いに、はいと言える会社がほとんどなくなってきています。そうなった時、会社と心中するっていう生き方でいいのかということなんだと思うんですよね。

そしたら、会社じゃなく自分自身というものに対するコミットと自分に対する時間の使い方をしっかり作るという思考になると思います。変化の早いデジタルという領域に触れているメンバーたちは、常に最新の取り組みをしている人たちとそういった取り組みができる場所で経験を積んでいく。その二つがないと多分もう成り立たない、世の中の仕掛けとして成り立たないみたいな感じなんだと思います。

ただ会社がDXのリーダーになってくれる方を採用したくても、コミットメントとか会社の硬直感から考えると、エース級が来ることはありません。都合の良い人材が現在のサラリーレンジで来てくれると思ったら大間違いで、やっぱりそういう能力ある方はちゃんと社長がコミットしているとか、業界に対してインパクト与えるところにフルコミットして、自分の作品となるようなDXと動きをするので、そういったコンディションに会社を変えてから呼ぶか、もしそれが出来ないのであれば、そういう方にフルコミットでなくても少しでもアドバイスしてもらえるような状態にして、ちょっとでも家庭教師でもいいから来てくださいぐらいにしないともう変化することはほぼ不可能ということなんです。

ナレッジ・トレーディング・アソシエイツ合同会社
水上  晃氏

川口
そのような背景の中で、水上さんには私たちアイフォーカス・ネットワークのパートナーとして一緒に活動していただき、特にコンサルティングという領域からサポートしていただいておりますが、水上さんからご覧になって、大手では人材の問題にプラスして、データ活用の面でどのような課題があると感じられていますか?

水上
DXの文脈でよくお話いただくのが、データの利活用とかデータを経営資源にという話なんですけど、一世代前であればビッグデータだったと思いますが、いまはそれが姿カタチを変えてオートメーションテクノロジーと合体してAIっていう表現に変わっています。ただ言葉が変わったから世の中が変わるわけでもなく、本質的にやらなくてはならないことは、経営価値となるようなデータをちゃんと定義ができるかどうかになると思います。

その時にやっぱりカギになるのは、ストックされたデータには価値がないということです。そこを皆さんだいたい理解されているので、今まで使われていないブルーオーシャンデーターにやはり着目されています。例えば、IoTのような形では機器の運用データを取りにいくとか、顧客の動向データを取るなどです。ENOKIの話でいえば、従業員のやり取りの情報を取るとか、実はそこが大事で、過去のストックデータはデータベースとして置いておいて、いまこの瞬間に誰が何をしている、だからこれをしなければならないとなる訳です。

川口
機械で情報を集めてくればオートメーションができるみたいな感覚の方も多いのかなと思いますが、やはりそうではなく、人がどこかで介在またはディレクションし、機械を投入することで動きが変わると思います。その辺りについて、世の中のユーザーの理解はいかがですか?

水上
やはり日本人はテクノロジーという言葉に対する期待が大きいと思います。自動だと言われると、すべてが全自動だと勘違いしてしまいます。洗濯機でいえば、全自動だと洗濯乾燥から自動で畳まれてクローゼットに仕舞われるみたいな。もちろんそんな訳ないわけで(笑)

あとENOKIを含めたインフォメーションテクノロジーの自動化で言うと、人間のデシジョンまでも自動化するみたいな誤解があるんですけど、本質的には人間の判断が怪しいし間違っているので、インフォメーションテクノロジーが正確なものを予測するというところまでがいまの日本のテクノロジーのレベル感といえます。

クルマで例えて言えば、高速道路でスピードと距離感までセットしておけばぶつからないというレベルなので、自動で曲がってくれたりとか、勝手にETCを減速して通過してくれるまでの話ではないなので。そこら辺のレベル感をちゃんと理解しながら、このレベルではどういう利便性を自分たちが享受できるかを知ることが大事だと思います。

この辺はコンサルタントもちゃんと説明が出来ていないですし、テクノロジーを提供する業界の皆さんもそこまで踏み込んで話をすると購入に至らないというリスクもあるので、そこがいまの世の中の悲しい現実なんじゃないかと思います。ちゃんとわかった人が、ちゃんと理解して、ちゃんと買う。みんながこれにしっかり取り組むしかないないですね。

伊藤
水上さんがいま実際にアドバイザーまたはコンサルタントという立場でお仕事をされている中で、例えばチャットボットみたいなものを導入する際、どういったところで一番苦労されていますか?

水上
そうですね、チャットボットと表現されてしまうとチャットになってしまいますし、AIと表現すれば、先ほどの全自動の話になってしまいます。課題に対してのソリューションに直すべきなのか、それともちゃんとテクノロジーを理解してもらうべきなのか、お客様によって違うとは思いますが、どちらかをしっかりやれればあとはそんなに難しくないのかなと思います。チャットボットでしたら、お問い合わせの返答でほとんどの時間を費やしているスタッフからしたら、チャットを作ればメールの返答ばかりしている仕事から解放されて、本当にやるべき次の企画に時間を充てられるはずなんです。企画系の人材がそのパターンです。企画します、何となく説明書を作ります、従業員にやってくださいと言います、だいたい分からないので問い合わせばかり来ます。問い合わせの対応ばかりしているので、次の企画ができませんという悪循環です。

人事もそうです。新しいルールが決まりました、残業は何時から何時までと決まったんで社内マニュアルを作ってsharepointに載せました。ただ従業員はよく分からないということで、みんなからメールが来ます。そしてメール回答でほとんど1日が終わってしまう。そうすると、次の新しい基準が出た時の対応を学ぶのに時間がかけられない。すべてが後手後手に回ってしまいます。その後手に回っている時間を攻めの時間にシフトするために、今まで自分がやっていた仕事をチャットに任せてしまうという風に思えた方は、ちゃんとチャットボットに向かいますし、そうではなく自分の仕事がチャットに奪われると言っている人は、いつまで経ってもちゃんとチャットを使いこなせず、後手の仕事のサイクルを続けてしまう。そういったところって個人だと分かっているけど、組織だと分かっていないとか、運営する組織長の目線だと分からないとか、そういうところの誤解を解かない限りは、永久に皆さん苦しむと思います。現場の悲鳴ってヤツですね。

川口
RPAについても同様のことが言えますか?

水上
ええ、エクセルのつなぎ合わせのお仕事を毎日やらされていて、帰れないし、間違えられないし、しかも上司から納期を厳しく言われる。この環境が、日本の現実の集合体なのです。AIで仕事が奪われるとしか思っていないとそこには至れないですよね。 そう、例えばアフリカとかで水汲みを毎日やらされてる女の子は水汲みをすることが当り前で、水汲みばかりしてるんですけど、水道ができた後、お茶を入れておいしいお茶をプレゼントするっていう役割に気付かない限り、一生懸命水を汲みに行かなきゃいけない。その後の世界とやれることがイメージできていれば、毎日水汲みに行くことが馬鹿馬鹿しいはずなんですよ。

伊藤
その先をイメージできていないと、水汲みをしない自分の存在意義、役割を否定してしまいますもんね。

水上
エクセルで一生懸命がんばって集計ファイルを作るのを、自分の仕事だと思っている人。そういう人が一杯いる限りは、決してその先をイメージすることはありません。イメージできた人から、そういう人たちをこちらの世界に引っ張っていってあげることが必要だと思います。

いまの日本の産業だと水を運ぶことを楽にするため肩に背負うアタッチメントを開発したり、水が軽くなるようなものを考えたりしてしまいます。しかし本質は、そもそも水汲みという行為自体をなくし、水道ができた後のお茶を汲むというサーブの技術とノウハウをこの子に教え、そっちの世界に行かせてあげることが重要なのです。テクノロジーを売っている人たちは、この後者をやってあげなくてはいけないはずなんです。

川口
どこに動力をかけるかを間違ってしまうと、それこそ全自動というところに行ってしまうかもしれませんね。

伊藤
そのような視点から水上さんがご覧になって、アイフォーカスの製品はどのように見えていますか? 他社と比較して本質をケアできるようなものになっていますか?

水上
そうですね、本質的なところにミートしたコンセプトを持っていると思います。テクノロジーの存在意義は、すべてのことをつなげることにありますので、そこに対してインフォメーションインテリジェンス、データベースの解析能力を装備しているところに私は御社の魅力があるのだと思っています。そのような製品は他にはなく、チャットはチャットになってしまっているので。本質的な変化を求めるのでしたら、ちゃんとENOKIを見られるべきかなと思います。

ENOKIは動きやすくするための支援という意味でエクセルでアップロードできるとか、本当にユーザーフレンドリーで、みんながテクノロジーを使えることが本来のゴールだとするならば、そこに対する投資もされています。他の製品使うぐらいだったら、ENOKIにちゃんと向き合っている方が、本質に近いところにはいる、素早く本質に到達できると思っています。

川口
色々なお立場で活動されている水上さんから見て、現状うまくいっているところは多いと感じられますか?

水上
正直ベースで言うと、やはりデータ活用というエリアってハードルが高いですね。ビジネスインテリジェンスとデータ解析の合体が必須なので、やっぱりキャリアでいうとデュアルキャリアなんです。高いデータ分析・解析技術は持ってはいるんですが。データからのアプローチで行けばいくほどそうなりがちで。

伊藤
海外での状況はどうなのですか?

水上
海外でも同じで、ハードルは高いです。デュアルキャリアという時点で、ハードルが高いんです。データサイエンティストが超セクシーな産業だって発表されていましたよね。あの時は、デュアルキャリアということでそう言っていたのですが、そりゃあビジネスコンサルタントでAIの解析能力を持っている奴だなんてそれは魅力的だし、それは高いだろうって話なんです。ひとつの側面からのデータではなく、二次相関、三次相関をやった上で、さらにいくつかのビジネスの仮説をぶつけた上で発見するディスカバリーのフェーズを抜けないといけないので、やはりそこがひと筋縄ではいきません。

そこに至るにはデータ解析されている方が、ビジネスコンサルタントみたいな経験を積むか、私たちみたいなビジネスコンサルタントといった者たちが、データ解析自体に踏み込んでいってデータを使えるようになるか。二つのキャリアを結びつけていかないといけないので、その両方できる人を増やすか、もしくは片側なんだけど、お互いのその能力の違いを理解した上で手を組みチームとしてやるか、そのどちらかしかありません。

伊藤
やはり相当ハードルが高いのですね。

水上
やりたいことの範囲に対して適切にデータの幅を決めながら接続させなければいけませんので。それを放棄した方が、ポイントソリューションでチャットという訳の分からないところに終わってしまって、とりあえずチャットにしましたとなってしまう。それが現実なんじゃないかなと思います。

川口
やはり現実に起こっていることからの気付きにより、将来像をイメージすることが重要ってことですね。

水上
最終的なイメージで、いきなりそんなに大きな世界を描ける人ってなかなかいないと思うんですよ。ちょっと先の未来を描きながら形作って、その先に最終ゴールを描くというやり方が現実的ではあります。

川口
実際、企業がお金をかける場合、どれくらい効果があるのかみたいな話になりますが、ちょっと先の未来がじゃあいくらなのか、投資した金額にそれが値するのかで悩まれているプロジェクト関係者は沢山いると思います。

水上
その辺は細かいテクニックやセンス、ハウツーなんですよね。まずデータを集めて解析し、そこを改善していく。それしか道はないのですが、それを教えてくれる人がいないのが問題で、だから私はデジキクのようなものを立ち上げたのです。1カ月のプ ロジェクトではなく、やったことのある人にちょっと教えてくださいと言って1、2時間見てもらえば分かることなんですよ。そんなことをアドバイスできるマーケットがないので、悶々としているのだと思います。

ものすごく素晴らしいENOKIという製品をもっと動かすためには、そういったサービスがないと動かないので、我々としては、素晴らしい製品をちょっとしたアドバイスで動かせるようにしたいという思いで関わっているんです。

伊藤
まずはかけたお金が回収できるかという視点ではなく、関わった人たちの発想が変わる、変わったほうのことが意義深いと思考できるか。一歩先、二歩先の未来を描ける人材が、会社の宝になっていきます。たとえうまく描けなかったとしても、そのやり方ではダメだったと気付けただけで、大きな価値があると思います。

水上
うまくいっている方たちは、やはり大きなビジョンを持ちながらも、1つ1つの結果が見えるサイズでアクティビティをやっているんです。

テクノロジーの入れ方のトレンドは、昔と違い3年間での大型投資という形でなく、ゴールのイメージに向かい結果の出るサイズで、ちょっとずつつなげていくアプローチです。

いま活躍されている方は、だいたいこのアプローチですよね。成功体験の積み重ねをするんですけど、そこにビックピクチャーのイメージを持っているっていうことです。

川口
すべてが一気に手離れする訳ではないけれど、とりあえずそこを機械に置き換えたら、今まで100件さばいていたのが、50件で済む。50件は残っているが、50件分は楽になった、そういった発想ですよね。

水上
将来的にデータ化するために、まずは一旦エントリーして始めてみる。特にIT、人事IT業界のサービス企画担当、業務マニュアルを書いている方々などに特に多いのですが、問い合わせの電話に労働時間を占有されてしまうこと。それは約3割にものぼります。ここにENOKIを部分的に導入するだけで、大きく変わってくるのですが、、、

川口
現在、ENOKIの導入に取り組んでいただいている案件ですね。

水上
そう、社内問い合わせって、すごくやらなくてはいけないんですよ。終身雇用の会社だと隣の先輩が教えてくれる社内手続きが、人材の出入りの激しい会社であると、ちゃんとマニュアル化されておらず、分からないことが意外に多いんです。インターナルコミュニケーションって、いま社内の中でボトルネック化しているんじゃないですかね。

伊藤
それはそれで課題はあったものの、昔はアドバイスしてくれる人っていたもんです。

水上
ルールはなかったとしても、一部のキーパーソンの方が一応ガイドラインを持っていて、その枠の中でディレクションされているのであれば、安定はしているんですけど。

そういう時には一旦、仮想人物を置いて、この人を経由させます。するとデータが溜まってくるので、その傾向を読み解いていくこともひとつの方法論です。そこをテクノロジーで下支えするというのは、意味があると思いますし、テクノロジーをインフラとして装備していく意味になると思います。

川口
水上さんがコンサルティング時代、水上ボットを作ろうという話をしていたんです。DX系、AI系の取りまとめをしていらっしゃったので、何万人という全国の社員から一斉に質問メールで来るんです。ですからとりあえず回答するために、本気で構築しかけていましたよね。かれこれ4年ほど前になりますかね。

水上
実際、私がサービス企画の人間だったので、サービスを作るんですけど、問い合わせが止まないんですよ。でもよくよく見たら、メールで返している文面が全部同じなんです。もうそれはもう誰かにやってもらわないと、僕は新しいサービスを企画できませんから。この先、1人の人間がいまの3倍パフォーマンスを出さなくてはならない時代になりますので、ルーティンで処理しているものは自動化するべきですし、コミュニケーションはそういったインテリジェンスインフォメーションテクノロジーで支えてもらうべきです。それによって本質的なホスピタリティーに近いようなこととか、クリエイションに近いようなところに能力を活かすことができるのだと思います。

伊藤
最後に、今後も我々とリレーションを組んでやっていただきたいと思っていますが、今後どのような活動を目指されていくのかお聞かせください。

水上
今日お話したコンセプトってまだまだ分かってない方も多いので、そこを啓蒙していきたいですし、テクノロジーの活用場面のサポート、アドバイスについても、今後も続けていきたいと思います。

伊藤
本日はありがとうございました。今後もどうぞよろしくお願いいたします。
 

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