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無料トライアル・フリープランのチャットボット22選を表で比較

最終更新日:2024/03/01

チャットボットとは、ユーザーからの質問にチャット形式で回答するロボットのことです。近年では、企業の公式サイトやECサイトなどに、チャットボットを実装するケースが増えてきました。

チャットボットを導入すれば、24時間365日休むことなく顧客対応ができ、機会損失の回避や顧客満足度の向上が見込めます。また、似たような質問や相談に、オペレーターが何度も対応する手間がなくなり、業務効率化や担当者の負担軽減を実現できるのもメリットです。

しかし、チャットボットの導入や運用にはコストがかかるため、慎重に選定を進めなくてはなりません。あとから後悔しないためにも、まずは無料トライアルやフリープランがあるチャットボットを活用し、特徴や機能を比較しつつ選定するのがおすすめです。コスト削減できるだけでなく、余裕を持って自社に合ったチャットボットを選ぶことができます。

そこで、この記事では無料で利用できるチャットボットサービスを厳選して紹介します。特徴や機能などを比較して、より最適なものを探してみてください。

なお、チャットボットについての詳しい情報は以下の記事でも紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

チャットボットとは?意味やメリット、活用事例を徹底紹介

無料チャットボット一覧比較表

無料のチャットボットを表にまとめました。無料プラン、もしくは無料トライアルがあるかどうかも記載しています。全て使いやすく人気の高いチャットボットになるため、まずはこの中から検討を行い、自社に最適なチャットボットを探してみるのがおすすめです。

サービス名 無料プラン 無料トライアル
BOTCHAN あり
HiTTO あり
チャットプラス あり
FirstContact(ファーストコンタクト)  あり
HubSpot あり
Einstein Bot(アインシュタインボット) 14日間無料
WisTalk あり
anAI.BiS(アイビス) 問い合わせ あり
My-ope office(マイオペオフィス) 30日間無料
OfficeBot(オフィスボット) 最大1ヵ月間無料
ObotAI あり

フリープラン・無料トライアルが可能なチャットボット一覧

フリープランや無料トライアルが可能なチャットボットは、特徴や機能を比較しつつ選定を進めることができるので便利です。ここでは、無料利用できるおすすめのチャットボットを12個ピックアップして紹介します。

また、以下の記事では無料チャットボットの選び方について詳しく説明しています。選び方についてより詳しく知りたい場合は、参考にしてください。

無料チャットボットの選び方!トライアル体験時のチェックポイントは?

1.BOTCHAN(ボッチャン)

フリープラン・無料トライアルが可能なチャットボット「BOTCHAN」

「BOTCHAN(ボッチャン)」は、ユーザー自身でシナリオを作成できるチャットボットサービスです。レコメンドエンジンや自然言語処理などのAIエンジンと接続でき、違和感のない自然な会話を実現できる点が特徴です。

シンプルな操作性と管理画面を採用しているのもポイントです。簡単にシナリオの作成やボットの設置ができるため、初めて利用する方も安心です。キーワード辞書やシナリオ分岐など、カスタマイズの自由度も高く、理想的な会話の流れを構築できます。

また、発言内容から取得したデータの分析結果に基づいて、マーケティング施策を実行できるのも魅力です。常に最適化を実現できるため、マーケティングの制度をより高めることができます。

自動対応と有人対応を、シームレスに切り替えられるのもBOTCHANならではの特徴です。顧客とのやり取りをモニタリングしつつ、有人対応したほうがよいと判断したときは、すぐに切り替えることができます。

BOTCHANについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

BOTCHAN(ボッチャン)の詳細を見る

2.HiTTO(ヒット)


「HiTTO(ヒット)」は、ナレッジマネジメントに特化したチャットボットです。AIチャットボットとして高い市場シェアを誇り、多くの利用者がいるサービスとして知られています。蓄積したナレッジを簡単な操作でスピーディーに抽出できるため、問い合わせ対応の効率化や、従業員が快適に働ける環境づくりに役立ちます。

誰でも簡単に運用できる手軽さも、HiTTOの強みです。一般的なAIチャットボットは、自社で学習のためのデータを作成、用意しなくてはなりませんが、HiTTOではそれが必要ありません。質問パターンや類義語の作成、チューニングといったプロセスを排除でき、最小限の工数で運用できます。

AI自動レコメンド機能が実装されており、従業員から寄せられる質問内容を自動で分析します。分析から、どのような回答が不足しているのかをAIが提案してくれるので、より効果的な運用が可能です。

HiTTOについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

「HiTTO」の詳細を見る

3.チャットプラス

チャットボット:チャットプラス
「チャットプラス」は、これまで10,000社以上が導入してきたチャットボットサービスです。業界NO.1といっても過言ではない導入実績を誇り、業務自動化に伴う売上アップやコスト削減効果が期待できます。

多くの企業にチャットボットを提供してきたため、豊富なノウハウを有する点が強みです。豊富なノウハウが詰め込まれたサービスを用いて、顧客が求める理想的なチャットボットを設計できます。

チャットボットの設計が容易なのも、チャットプラスの魅力です。さまざまな業界向けのテンプレートが用意されているため、容易に理想的なチャットボットを構築でき、シナリオの設計も簡単です。

常に進化をし続けているサービスでもあり、アップデートが繰り返されています。どのページでどのような質問がされたのかを把握できるリファラー機能をはじめ、有人チャットへの切り替え、表記揺れへの対応など、チャットボットに求める機能が網羅されています。

「チャットプラス」の詳細を見る

4.FirstContact(ファーストコンタクト)

 

フリープラン・無料トライアルが可能なチャットボット「FIRSTCONTACT」

「FirstContact(ファーストコンタクト)」は、低コストで導入しやすいチャットボットです。月額費用こそかかるものの、初期費用が0円であるため、初期コストを抑えたい企業に適しています。なお、20日間の無料トライアルが可能です。

アカウントは即日発行でき、最短で即日に導入できます。管理画面は使いやすさを意識した設計となっており、誰でも簡単に運用できるのも強みです。シナリオの作成も、Excelのインポートのみで行えるので、ボタンを1クリックするだけで有人対応へ切り替えられる仕組みになっています。

チャットデータ分析機能も実装しています。チャットでやり取りしたデータを分析することで、より効果的なマーケティングの施策を実行できます。

また、導入後のサポートが充実しているのも特徴です。初めてチャットボットを導入した場合、運用の過程でさまざまな疑問や悩みに直面する可能性は否めません。そんな中、FirstContactはチャットボットを導入した企業がきちんと成果を出せるよう、手厚いサポート体制を整えています。

「FirstContact(ファーストコンタクト)」の詳細を見る

5.HubSpot(ハブスポット)

〇チャットボット名:HubSpot

(参照:2020年版 対話型マーケティング戦略 | HubSpot(ハブスポット))

「HubSpot」は、さまざまな機能を利用できるCRMプラットフォームです。世界120ヵ国、16万社以上が同社のサービスを利用しており、ビジネスに活かしています。

HubSpotでは、チャットボット作成ツールも提供しています。無料のアカウントを作成するだけで、会話の自動化を実現できる高性能なチャットボット構築が可能です。作成したチャットボットは、自社のWebサイトやECサイトなどへ簡単に設置でき、コーディングも必要ありません。

これまで、チャットボットを一度も作成したことがない、といった方でも簡単に作成できます。さまざまな企業にマッチした、豊富な数のテンプレートが用意されているため、最小限の手間で優れたチャットボットの作成が可能です。

HubSpotのチャットボットツールは、完全無料で利用できます。最大100万件のコンタクトを登録できるほか、容量無制限のストレージを利用できるのも魅力です。

HubSpotについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

「HubSpot(ハブスポット)」の詳細を見る

6.Einstein Bot(アインシュタインボット)

Einstein Bots
「Einstein ボット(アインシュタインボット)」は、株式会社セールスフォース・ジャパンが提供しているサービスです。サポート業務効率化と生産性の向上を実現できる、カスタマーサービス向けのAIチャットボット作成が可能です。

同サービスなら、初めてチャットボットを作成する方でも容易に構築できます。複雑なフローの構築をしたり、コーディングをしたりといった必要はありません。マウスを操作するだけの簡単な手順で、優れたチャットボットを作成できます。

構築したチャットボットによる顧客対応だけでなく、シーンに応じて有人対応へ切り替えることも可能です。チャットボットでは回答が難しいケースにおいて、容易に有人対応へ切り替えられるため、そのときどきに応じた適切な顧客対応を行えます。

「Einstein ボット(アインシュタインボット)」の詳細を見る

6.WisTalk(ウィズトーク)

「WisTalk(ウィズトーク)」は、パナソニックソリューションテクノロジー株式会社が提供しているチャットボットです。社内向け用途のAIチャットボットとして高いシェア率を誇り、大企業をはじめとするさまざまな企業への導入実績があります。

WisTalkは、社内問い合わせ向けのAIチャットボットです。従業員から寄せられるさまざまな問い合わせへ対応でき、バックオフィス業務の効率化と生産性の向上を実現します。

WisTalkの特徴として、回答精度の高さが挙げられます。独自開発したAI技術を採用しており、総務や人事など、バックオフィスで使用される用語を網羅している点が特徴です。チャットボットとして稼働するほど自動で学習し、賢くなるため、どんどん回答精度が高まります。

直感的な操作が可能である点も、選ばれている理由です。ダッシュボードはシンプルな設計ゆえにひと目で状況を理解でき、改善候補も自動抽出できるため運用の手間がかかりません。ノーコードでシナリオを設定でき、有人チャット対応やプラットフォーム連携などが可能であるほか、導入から運用まで手厚いサポートを受けられる点も魅力です。

「WisTalk(ウィズトーク)」の詳細を見る

8.RICOH Chatbot Service(リコーチャットボットサービス)

〇チャットボット名:RICOH Chatbot Service

(参照:RICOH Chatbot Service | リコー )

「RICOH Chatbot Service(リコーチャットボットサービス)」は、リコージャパン株式会社が提供しているチャットボットサービスです。AI活用型のチャットボットであり、専門知識不要で運用できる点が選ばれている理由です。

RICOH Chatbot Serviceの特徴のひとつに、業種別にテンプレートを用意しているという点があります。さまざまな業種に適したテンプレートが備わっているため、手間と時間をかけずにチャットボットの構築が可能です。

さらに、チャットボットの構築はExcelで作成したデータをチャットボットに読み込ませるだけなので、簡単に利用を開始できます。複雑なシナリオ設計やコーディングも不要であるため、専門知識や特別な技術はいっさい必要ありません。

管理画面の見やすさにも定評があります。グラフィカルな管理画面であるため見やすく、ひと目で現状を把握できます。「LINE」や「Teams」「Kintone」といったチャットツール、グループウェアとの連携もできるため、よりシームレスな問い合わせ対応が可能です。

「RICOH Chatbot Service(リコーチャットボットサービス)」の詳細を見る

9.AI.BiS(アイビス)


「AI.BiS(アイビス)」は、一般的なチャット機能だけでなく、サイト内におけるユーザーの行動を可視化する機能も備えたサービスです。Webサイトに訪れたユーザーの情報を取得し、大口の顧客に自動対応や有人対応できます。

さらに、取得した顧客情報から、大きな利益につながりそうな顧客をピックアップできるのも大きなメリットです。実装している優れたAIが、サイト内におけるユーザーの行動を分析することで、受注の確度を推測します。

10.My-ope office(マイオペオフィス)

「My-ope office」ロゴ|チャットボットのサービス比較と企業一覧
「My-ope office(マイオペオフィス)」は、社内問い合わせの効率化を実現する大企業向けのチャットボットです。上場企業は自治体への導入実績が豊富なサービスであり、高い契約継続率を誇ります。

My-ope officeは、シンプルで視認性に優れたユーザーインターフェースを採用している点が特徴です。誰でも簡単に利用でき、導入から運用まで多くの時間を要しません。専門的な知識や技術も不要であるため、社内にエンジニアがいなくても問題なく運用できます。

大企業や自治体から選ばれるだけあり、堅牢なセキュリティ環境を実現しています。ドメイン制御機能の実装によって、外部からのアクセスをシャットアウトでき、サイバー攻撃による情報漏えいのリスクを回避可能です。

「チャットワーク」や「Slack」など主要なチャットツールと連携できるほか、徹底したサポートが受けられるのも魅力です。導入前はもちろん、導入してからも担当者によるサポートが受けられるため、安心して運用できます。

My-ope officeについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

My-ope officeの詳細を見る

11.OfficeBot(オフィスボット)

「OfficeBot(オフィスボット)」は、東証プライム上場グループである、ネオス株式会社が提供しているチャットボットです。OfficeBotが選ばれている理由は、導入や運用が容易であるためです。

よくあるチャットボットは、FAQの登録や追加のたびに煩雑な作業が発生します。一方、同サービスは従来のFAQを、そのままチャットボットへ落とし込むことが可能です。ドキュメントやFAQをそのまま流用できるため、導入から運用までがスピーディーです。

また、OfficeBotの導入によって、社内に蓄積されている豊富なナレッジを活かせます。社内ファイルをOfficeBotにセットすれば、ユーザーが質問すれば膨大なデータから答えを導き出して回答してくれます。

充実したサポートを提供しているのも強みです。専任のカスタマーサクセススタッフを配置しているため、導入企業の課題を解決できるよう継続的なサポートを提供しています。

OfficeBotについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

「OfficeBot(オフィスボット)」の詳細を見る

12.ObotAI(オーボットエーアイ)

フリープラン・無料トライアルが可能なチャットボット「ObotAI」

「ObotAI(オーボットエーアイ)」は、24時間365日、自動的な顧客対応を実現できるチャットボットです。一般的なAIチャットボットとの違いとして、多言語に対応している点が挙げられます。ObotAIは、日本語だけでなく英語や中国語、韓国語、タイ語、インドネシア語など、8つの言語に対応しています。

会話の内容からエンドユーザーのニーズや傾向を可視化し、把握できればより効果的なアプローチが可能です。

顧客対応の効率化や満足度向上につながる、豊富な機能を実装しています。たとえば、データベースとの連携機能やログ機能、Webチャット機能、スマートフォン対応、ファイルアップロード機能などです。

しかも、ObotAIは現在でも進化を続けているツールです。今はまだ8言語までしか対応していませんが、今後16ヵ国後までの対応を検討しています。進化を続けることで、より高い効果が期待できるチャットボットへの成長が期待できます。

ObotAIの詳細を見る

無料でチャットボットを利用する2つのメリット

■無料トライアルがあるチャットボットを利用するメリットって何?|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

冒頭でもご紹介したように、チャットボットを活用したWEB接客は年々増加していますが、そもそもチャットボットの活用にはどのようなメリットがあるのでしょうか。そのメリットを詳しく理解しておかなければ、チャットボットを導入しても最大限活用しきれずに失敗してしまう可能性も否めません。そのため、まずはチャットボットを活用することで得られるメリットについて、詳しくみていきましょう。

効果を確認できる

コールセンターをはじめとするカスタマーサポート部門では、日々問い合わせが寄せられるため、労力やストレスも決して小さくありません。そのため、コールセンター部門における離職率の高さを課題としている企業も多く存在します。

そんな時に、チャットボットの導入によって多く寄せられる質問の回答を任せるようにすれば、担当者の負担を大幅に減少させることが可能になります。チャットボットの導入において「労力を削減できる」という点は大きなメリットです。

ほかにも、チャットボットの導入によって業務効率化やCVR向上といった効果が期待できます。無料利用できるチャットボットであれば、導入で労力削減や業務効率化、CVR向上などの効果を本当に得られるのか、確認したうえで本格導入へと舵を切れます。

比較検討を行いやすい

また、無料トライアルが用意されているチャットボットであれば、より手軽に他のチャットボットとの比較を行うことも可能になります。他のチャットボット比較することで、初めて明らかになる魅力などもあるかもしれません。
より慎重にチャットボットを選定し、自社の業務効率化や生産性向上に繋げていきたい場合には、やはり無料トライアルを最大限活用したほうが成功につながる可能性も高まります。

また、機能面だけが優れていても、実際にチャットボットを使用する担当者が使いやすさを感じられなければ意味がありません。そういった点も含めて、じっくりと比較検討していきたい場合に無料トライアルは効果的です。

無料でチャットボットを利用するときの注意点

無料チャットボットの多くは、利用できる機能が制限されています。そのため、利用をはじめた当初は満足していても、次第に物足りなくなるケースも少なくありません。物足りなくなった、満足できなくなったといった場合には、無料から有料プランへのシフトを検討してみましょう。

また、チャットボットサービスによっては、無料トライアル終了後、自動的に有料プランへシフトするものもあります。「気づかぬうちに有料プランへ移行していた」となるおそれがあるため、日数をきちんと管理しなくてはなりません。

たとえば、30日の無料トライアルが可能なサービスであれば、30日以内に退会すれば有料プランへ切り替わらず、費用も発生しません。無料トライアルを開始した日をカレンダーなどに記録し、過ぎてしまわないよう管理を行いましょう。

チャットボットの導入を成功させるためのポイント

チャットボットの導入を成功させるため、まずは導入目的を明確にしましょう。目的がないまま導入してしまうと、チャットボットの導入そのものが目的となってしまうケースがあります。現状の顧客対応においてどういった課題があるのか、チャットボットを導入して解決できるのかなどを考えることが大切です。導入目的が明確になれば、チャットボットに求める機能もはっきりします。

ユーザーのアクションを先読みし、導線を用意するのも大切なポイントです。たとえば、チャットボットで疑問を解決できたユーザーに対し、サービスの契約を促すメッセージを表示する、解決できなかった場合には、直接問いあわせてもらえるよう電話番号やメールアドレスを表示する、といった具合です。

また、PDCAサイクルを意識し、改善を繰り返していきましょう。チャットボットのクオリティを高めるには、PDCAサイクルを意識した改善が欠かせません。定期的に効果検証を行い、改善を繰り返すことでチャットボットのブラッシュアップが進みます。

無料チャットボットを自作で構築

専門知識を持ちあわせている企業であれば、チャットボットを自作で構築していくこともひとつの選択肢です。チャットボットを自社で自作するのであれば、求める機能を惜しみなく実装できるため、理想的なチャットボットを構築できる可能性があります。

ここからは、自作できるチャットボットの構築工法をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

Dialogflow(Google Cloud)

・Dialogflow(Google Cloud)

(参照:Dialogflow | Google Cloud)

Googleが提供する無料のクラウドサービス「Google Cloud」のダウンロードによって、チャットボットを自作するための主な手順は以下の通りです。

1.Googleアカウントでログイン

Googleアカウントを用いてダウンロードページにログインします。ダウンロードのサイトにアクセスし、「Sign-in with Google」をクリックしてログインしましょう。

2.アカウント作成

Googleアカウントでログインすると規約のポップアップが表示されるため、チェック項目を確認の上、「ACCEPT」をクリックすればアカウント作成は完了です。

3.新規チャットボット作成

アカウント作成が終了したら、新規チャットボットを作成していきます。左側のメニューにある「Create Agent」をクリックし、「Agent name」と言語の設定を行いましょう。英字でAgent nameを入力し、言語を選択して「CREATE」をクリックすればAgentの作成は完了となります。

4.言葉の登録

AIとの会話を実現するためには、「Intent」から言葉を登録していく必要があります。画面の中央にある「CREATE INTENT」をクリックし、「Intent name」や、「TRANING PHRASES」の設定を行いましょう。たとえば、Intent nameを「Hello」とした場合、TRANING PHRASESでは「どのようなときにHelloを動かすか」という設定を行うわけです。ユーザーが「こんにちは」と入力したときに応対できるようにするためには、ここで「こんにちは」と入力します。

5.応対する返答の設定

ユーザーが「こんにちは」と入力した場合に「どのような応対をするか」を設定していきます。「ADD RESPONSE」をクリックすると入力欄が表示されるため、応対する返答を入力していきます。

6.Entityの作成

Entityとは、ユーザーが入力した言葉の表記揺れを補正する機能のことです。左側のメニューからEntitiesを選択し、CREATE ENTITYをクリックすれば登録画面に移ります。まずは「Entity name」という欄に英語で入力し、「Define synonyms」のチェックが入っていることを確認した上で、「Enter reference value」に言葉を入力していきましょう。

7. Intents(意味)の設定

チャットボットが応対する言葉を設定していきます。左側メニューから「Intents」を選択し、「CREATE INTENT」をクリックすると設定画面に移ります。「Intent name」を英数字で入力し、「Training phrases」の「Add user expression」という欄にユーザーの質問を入力していきましょう。

8.返答の設定

質問があったときの返答を作成していきます。たとえば、これまでの手順で「相談したい」という言葉を設定している場合であれば、以下のように入力することで、ユーザーからの「相談したい」という言葉への返答が可能になります。

9.さまざまな質問に応対するための「質問の登録」

別の質問にも答えられるよう、さまざまな質問を登録していく必要があります。基本的には「7.」「8.」「9.」の手順の繰り返しによって、質問の登録が可能です。

Dialogflowとは? チャットボットを作成できる! 使い方と活用事例

Watson Assistant(IBM)

IBM Cloud Watson Assistantを利用したチャットボットの作り方は、以下の通りです。

1. IBM Cloudへのログイン

まずは、IBM Cloudにログインする必要があります。IBM Cloudのアカウントを所有していない場合には、アカウント作成を行いましょう。アカウント作成はこちらのページから行うことができます。

2. Watson Assistantを利用したシナリオの設定

次に、チャットボットを作成していきます。IBM Cloudにはさまざまなサービスが用意されていますので、その中から「Watson Assistant」を選択して「作成」をクリックしましょう。そして「ツールの起動」をクリックすればWatson Assistantの画面が起動します。なお、ここからは画面が英語表記になるため少し注意が必要です。
「Workspaces」をクリックするとワークスペースの一覧が表示されますので、「Create」をクリックしてワークスペースを新たに作成しましょう。

3.ユーザーからの質問を登録

続いて、シナリオの内容を登録していきます。左上に表示されている「Intents(インテント)」では、ユーザーからの入力データを登録することができるため、「Add intent」をクリックして新規インテントを作成しましょう。

4.辞書データを登録

次に、左上のメニューから「Entities」を選択しましょう。ここでは、商品名などの固有語・専門用語を登録する辞書データが作成できます。「Add entity」をクリックし、Entitiesを作成していきましょう。

5.ダイアログを作成

そして最後に、左上のメニューから「Dialog」を選択して、ダイアログを作成していきましょう。ここでは、会話の流れを組み立てていくことができます。「Create」をクリックすればダイアログを初期化できるため、「Add node」をクリックして会話フローを構築していきましょう。

6.アプリと連携させる

チャットボットの中身が完成したら、最後にアプリで使用するための連携を行います。開発が可能な場合であれば、Botkitなどのミドルウェアが使用できますが、Facebook MessengerやSlackを活用すれば、コードを書かずに連携することも可能です。

そのため、専門的な知識を持つ担当者がいない場合には、Facebook Messengerなどを活用してチャットボットを構築していくという方法が有効かもしれません。チャットボットを構築すれば、業務効率化を一気に加速できますので、ぜひこの機会に導入や開発も視野に入れてみましょう。

なお、Context変数のセット・参照、エンティティーの配列などのHOWTOについては、エンジニアに関する知識の記録・共有サービス「Qiita(キータ)」で詳しく解説されていますので、ぜひそちらもマニュアルとして参考にしてみてください。

Watson Assistantとは?IBMのAIチャットボット開発ツール!メリット・事例を紹介!

Azure Bot Service(Microsoft)

・Microsoft Azure

(参照:Azure Bot Service を使用してボットを作成する – Bot Service | Microsoft Docs)

Microsoft Azure は、Microsoft Teams をはじめとする Microsoft のすべてのクラウドサービスを支えているプラットフォームです。Azure Bot Serviceは、コード不要で会話型AIボットの構築が可能であり、30日間の無料トライアル期間も設けられています。また、無料で利用できるStandardチャネルもあるため、試用したうえで本格的に導入するかどうかを検討できます。

そんなMicrosoft Azureを利用してチャットボットを作成する際の手順は、以下の通りです。

1.リソースの作成

Azureポータル にアクセスし、右側のウィンドウで「リソースの作成」を選択し、検索ボックスに「bot」と入力したらenterキーを押します。そして、Azure Bot カードを選択したら「作成」を選択しましょう。

2.必要な値の入力

次の画面に移行したら、必要な値を入力していきましょう。「Review + create」を選択し、検証に合格したら「作成」をクリックします。

3.ボット構築に推奨されるパスの確認

「リソース グループに移動」を選択すると、ボット と関連Azure Key Vault リソースが一覧表示されるので、「Composer で開く」を選択しましょう。新しいボットを構築する場合に推奨されるパスです。必要に応じて、「GithubからSDKを取得する」を選択し、BOT Framework sdkを活用してボットをビルドします。

無料で使えるチャットボットを賢く活用!

チャットボットを導入し適切に運用を行えば、顧客対応の効率化やオペレーターの負担につながるほか、顧客満足度の向上効果も期待できます。チャットボットの導入や運用には費用がかかるため、いきなり本格導入するのではなく、まずは無料トライアルや無料プランでの試用をおすすめします。

無料プランや無料トライアルが可能なチャットボットであれば、本格導入の前に機能や特徴を把握でき、複数のサービスを比較しつつ検討できる点がメリットです。ただ、無料チャットボットの多くは機能制限されており、一定期間をすぎると自動的に有料プランへシフトするものもあるため注意が必要です。

チャットボットの導入や切り替えを検討しているのなら、無料であるが故の注意点を踏まえつつ、無料プランやトライアルを賢く活用してみてください。

チャットボットのサービス比較と企業一覧を見る

 

AIsmiley編集部

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