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AI・人工知能サービス

最終更新日:2020/3/19

防犯・セキュリティー業界に導入されているAIの事例

  • 編集部記事

防犯・セキュリティー業界に導入されているAIの事例|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

昨今、さまざまな企業がAIを活用した業務を行なっており、私たちの日常にも溶け込みつつあります。このような状況において、防犯・セキュリティーの分野でもAIが活躍しているのをご存知でしょうか。

今回は、防犯・セキュリティーの分野で活用されているAIの事例をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

■ライブ会場に導入した顔認証システムでチケット転売を防止

ここ数年で被害が多くなったチケットの高額転売を防ぐため、NECはアーティストのチケッティング業務を行なっているテイパーズと協力し、顔認証技術による本人確認システムを開発しました。2014年の導入から約110万人に利用され、チケットの転売防止にもつながっているそうです。

これまで、チケットの本人確認を行うためには、顔つき身分証明証を目視で確認する作業が必要でした。その点、NECが開発したシステムでは入場にかかる時間を最大50%短縮することができるといいます。

入場に時間がかかってしまうと、開演時間にも影響を及ぼしかねません。イベントをスムーズに進行させるという観点でも、顔認証システムは一役買っているのです。

(参照:AV Watch 宇多田ヒカルのツアーにNEC顔認証システム。チケット転売防止、入場時間半減)

 

■自律型警備ロボットで駅構内の不審者をいち早く発見

西武鉄道では、2018年に西武新宿駅で「自律型警備ロボット」の実証実験を行いました。この自律型警備ロボットには、AIを活用した監視カメラが搭載されており、「不審者の検知」「駅構内における自律移動の安全性」「駅員や警備員の負担軽減具合」などがテストされたといいます。

監視カメラで検知するのは、周囲を見回す動作をしている人や、座り込んでいる人、喧嘩をしている人、物を投げる動作をしている人などです。また、倒れている人などの急病と推測できる人物に関しても検知することができるといいます。

さらに、長時間放置されているものは不審物として検知することができるため、駅構内のセキュリティーを高めつつ、駅員や警備員の負担を軽減するロボットとして本格的な導入が期待されています。なお、この自律型警備ロボットは、2020年での本格実用を目指しているそうです。

 

■万引き防止AIカメラの活用で万引きを4割減少

ウェッジ株式会社(以下、ウェッジ)が提供しているAIカメラソリューションでは、自動防犯や自動見守り、自動監視を実現しています。これまでの防犯システムは、事件・事故が起こってから通報や対処が行われるのが一般的でした。そのため、現場に駆けつけたときにはすでに犯人が逃走してしまっているというケースも多かったのです。

また、最近のシステムに関しても、異変は通知されるものの自分で対処しなければならない構造になっているものが多く、「自動防犯」とまでは呼べないものが多いといいます。

その点、ウェッジが提供しているAIカメラソリューションは、五感に近い高度なセンシング機能が搭載されています。また、予知をスピーディーに行うAIも搭載しているため、不審な動きや異常な動きが見られた場合にリアルタイムで通知を行い、同時に対処まで行うことができるのです。まさに「能動的に危険を回避するAIカメラソリューション」といえるでしょう。

なお、ドラッグストアで行われた試験運用では、万引きを4割減少させることに成功しています。また、試験運用が行われたホームセンターにおいては、売り場面積の拡大に反して従業員が減少しており、万引きも増加してしまっていたそうです。そこで、危険であると検知した人物への声かけを行うようにしたことで、万引きの減少に成功したのです。このような形で防犯を行えることは、少人数で運営していく必要がある店舗などにとって大きなメリットといえるのではないでしょうか。

特に近年は、人手不足を課題とする企業も増えてきているので、今後はこういった形で防犯を行い、従業員の負担を軽減していくのが一般的になるかもしれません。

 

■クレディセゾンはAIでクレジットカードの不正使用を検知

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一方でクレジットカード会社のクレディセゾンでは、株式会社PKSHA Technologyのクレジットカード不正使用検知システムを導入しています。このシステムは、PKSHA Technologyの展開している「PREDICO」という機械学習を用いた予測エンジンが基になっています。

 

クレディセゾンの導入したシステムでは、金融業界にマッチするよう特化させており、日々進化し続けている不正の手口への自動的な適応が可能です。常に不正手口の学習を続けていくことによって、臨機応変な対応が可能になり、より高精度で不正使用を防ぐことができるようになるといいます。

(参照:MONEYzine クレディセゾン、カードの不正使用検知にPKSHAのAIを採用)

 

■FacebookはAIを活用して不適切な画像を自動削除

Facebookでも、AIと機械学習を利用することによる、自動ポルノなどの不適切なコンテンツを自動削除する取り組みが行われています。

それらのコンテンツを人為的に探し、削除していくのは極めて大きな手間がかかるものの、AIと機械学習によってアップロード時の検出が可能になっているのです。これにより、アメリカでは「全米行方不明・被搾取児童センター」への通報や、不適切なやりとりをしたユーザーへの対処などが効率的に行なえるようになっています。

(参照:CNET Japan Facebook、裸の子供の画像など870万件を削除–AIと機械学習で)

 

■車のナンバーをAIで判別する技術も

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貨幣処理機を主に扱うグローリー株式会社では、AIの活用によって不鮮明な画像に写っている車のナンバープレートを判別するという技術を開発しました。

日本のナンバープレートには、地名やひらがな文字など、判別が難しい文字も含まれています。そういった文字もAIによって推測できるというのが大きな特徴です。危険運転が問題視されている昨今においては、とくに必要とされている技術のひとつといえるでしょう。

(参照:日本経済新聞 車ナンバー、AIが判別 グローリーが画像認識で新技術)

 

■AIは治安維持にも大きく貢献している

このように、防犯・セキュリティー業界でAIが導入されている事例は数多くあることがお分かりいただけたかと思います。技術の進歩により、犯罪もより悪質なものへと進化してしまっているのが現状です。その悪質な犯罪からユーザーの身を守る上でも、AIの導入は大きな価値をもたらしているといえるのではないでしょうか。

 

最近では、スマートフォンひとつで手軽に情報を発信したり、ショッピングしたりすることができます。しかしその一方で、その利便性を悪用しようとしている者も増えていることを忘れてはなりません。

 

まずは自分自身が犯罪への警戒心をしっかりと持つことが何よりも重要なことといえるでしょう。その警戒心をしっかりと持った上で、AIを有効活用していくことこそが、より生活しやすい社会を実現していくために重要なことといえるのではないでしょうか。

 

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