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最終更新日:2019/11/18

国内唯一のRPA関連資格、「RPA技術者検定」とはどんな資格?取得のメリットは?


国内唯一のRPA関連資格、「RPA技術者認定」とはどんな資格?取得のメリットは?|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

最近、オフィス業務の効率を上げるツールとして、RPA(Robotic Process Automation /ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入が推進されています。国内で人気となっているRPAツールの多くは、専門的なプログラミング知識がなくても簡単な自動化ツールが作成できる点を売りにしています。しかし、RPAで作られたさまざまなツールが増加するにつれ、スキルを持った人材の需要も増えています。そうした中、2018年からは国産RPAツールシェア首位の「WinActor」に準拠した国内初のRPA関連資格試験「RPA技術者検定」が開始されました。

■国産RPAツールシェア首位の「WinActor」とは

「RPA技術者検定」で準拠している「WinActor」とは、NTTデータが開発しているRPAツールです。NTTグループで開発・利用されてきた実績と信頼性から、2018年12月末時点で1900社以上が導入しており、国内シェアナンバーワンとなっています。

WinActor は「Windows端末上のアプリケーションの操作を学習して自動的に実行する、ソフトウェア型ロボット」として、アプリケーションによらずパソコン上でのあらゆる業務を自動化します。インターネットブラウザから、マイクロソフトのOffice製品(Excel、Access、Word、Outlookなど)、ERPやOCR、ワークフロー(電子決済)、個別システム、共同利用型システムなどにも対応しています。こうしたソフトウェアを用いた定型業務をRPAに任せれば、作業者は本来の業務やさらに付加価値の高い業務に専念できます。

WinActorで自動化ロボットを作成する場合、プログラミングの知識は不要です。ITシステム部門ではないユーザー部門の担当者でも、容易に取り扱える点が強みとなっています。また、PC1台からでも導入できるので、スモールスタートも可能です。

(参照:NTTデータオフィシャルサイト RPAツール『WinActor®』)

 

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■RPA技術者検定ができた経緯

RPAは、これまでホワイトカラーが担当していたルーティンワークを自動化させることができる技術です。こういった部分の人員削減を行うことよって、人の創造性が求められる業務に多くのリソースを割けるようになります。

また、RPAは「一度作業を記憶させれば、同じ作業を一定のレベルで正確に再現できる」という強みもあります。人の手による作業では、どうしても体調やモチベーションなどによって生産性にバラつきが出てしまうため、RPAの「品質を一定に保てる」という点は大きな魅力といえるでしょう。

このような特徴があることから、近年ではRPAの導入を前向きに検討する企業が増えてきています。そんなRPA市場の高まりを受けて、「WinActor」の技能習得レベルを評価するためのRPA技術者検定が生まれたというわけです。

この検定が生まれたことにより、「しっかりとWinActorを使いこなすことができるのか」という判断を下しやすくなりました。つまり、企業の人材採用における一つの指標になるということです。
 

■RPA資格「RPA技術者検定」は4段階、その概要とは?

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「RPA技術者検定」は、WinActorを利用して業務の自動化に取り組むユーザーや、WinActorの導入に関わる技術者を対象とした技術検定で、「入門講座」「アソシエイト」「エキスパート」「プロフェッショナル」の4段階に分かれています。

では、それぞれの段階について、詳しくみていきましょう。

・入門講座

WinActorについて学習したい方や概要を知りたい方は、まずインターネット上で気軽に受験できる「入門講座」から取り組んでみるとよいでしょう。「入門講座」は、インターネット上で無料の動画を視聴した後、20問の択一問題に回答し、80%以上の正答率で合格です。

・アソシエイト技術者検定

「アソシエイト」は試験会場まで出向いて受験する必要があります。「アソシエイト」が対象となる方は、WinActorの基本的知識を有していること、WinActorでシナリオ作成経験があること、WinActorの基礎知識を体系的に学びたいと思っていることが条件になっています。そして、60分の試験時間内に50の問いに答え、うち70%正解すると合格になります。

・エキスパート技術者検定

「エキスパート」もアソシエイトと同様に、試験会場まで出向いて受験する必要があります。「エキスパート」の試験は年4回、全国8会場で実施されます。主にシナリオの新規作成(WinActorの基本機能を利用したもの)と、その修正について出題されます。RPA公式サイトによると、出題範囲は以下の通りです。

1)次のようなWinActor利用場面に関する問題を主に出題します。

・Webサイト検索、インターネットからの情報収集、Webサイト更新

・大量データの投入、転記作業

2)必要となる知識項目例は次のとおりです。

・WinActorのシナリオ開発ができるレベルのアルゴリズムとプログラミング知識

(フローチャートの理解、文字列処理、分岐、繰り返し、数値計算、画像処理、ファイル処理、例外処理 など)

・WinActorのシナリオの設計・製造・テストまでができるレベルのシステム開発技術

・WinActorの動作に必要なMicrosoft Windows 知識および WinActorと連携させるソフトウェアの知識

(Microsoft Office(Excel,Word,Internet Explorer,メモ帳) など)

 

※RPA 「WinActor」公式サイト(http://watest.jp/expert.html)より引用

 

「プロフェッショナル」については、現在準備中となっています。

 

■資格を取得するメリットとは?

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RPA技術者検定がどのような試験であるかはお分かりいただけたかと思います。では、この資格を取得することによって、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

まず大きなメリットとして挙げられるのは、「RPAの技術を客観的に評価する基準になる」という点です。先ほども少しご紹介しましたが、この検定に合格して資格取得すれば、RPAに関する知識や技術をどの程度備えているかといった評価を客観的な立場から得られます。そのため、転職や独立をする際のアピールポイントとしても役立てることができるのです。

そして何より、「WinActorのプロフェッショナルになれる」という点が大きなメリットといえます。国内トップシェアのRPAをしっかりと使いこなせるようになれば、企業への貢献度も抜群にアップするため、より信頼を得られる可能性が高まります。また、多くの企業に導入されているので、転職先にも困ることはないでしょう。

 

■RPAスキルを持つ人材への需要は増加の見通し

「RPA技術者検定」はまだ開始から日が浅く、世間的な認知も低い段階かもしれません。しかし業種・業界を問わず、さまざまな企業でRPAの導入が進む中、きちんとした取り扱いスキルをもつ人材への需要が高まると予想されます。

このように需要が高まりつつある状況で、客観的な評価を得られる「RPA技術者検定」を取得しておけば、企業からの信頼度が高まりますし、場合によっては転職や独立の際にも役立つ可能性があるのです。検定に合格すれば、合格者であることを示すゴロを名刺に印刷することが許可されるため、セルフブランディングの面からみても大きなメリットになります。

RPAでの業務自動化に関心をお持ちの方は、この機会に資格試験の勉強にも取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

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