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AIsmiley編集部記事

2019/8/5

【UiPath AI EXPOレポート】RPA×AIで実現するデジタル・トランスフォーメーション(DX)

  • AI・人工知能の展示会・セミナーレポート

先週7月30日にベルサール渋谷ガーデンタワーにて「UiPath AI EXPO」が開催されました。

来場登録者数は2,000名を超える大盛況!日本初公開となるRPA×AIソリューションの最新情報をレポートします。

 

本展示を読み解くキーワードの1つが「デジタル・トランスフォーメーション(DX)」です。

DXとは、「ITによって、人々の生活を良い方向に変化させよう」という考え方ですが、これまでITによる「働き方改革」には「RPA」と「AI・人工知能」のどちらを導入したほうが良いのかというの議論がありました。

そんな中、「RPA×AI」の組み合わせによって日本でDXを実現しようという新たな取り組みが注目されています。

 

今回は日本初公開となるRPAマーケットプレイス「UiPath GO!」の最新情報と、RPA×AIの連携でデジタルトランスフォーメーションの実現を目指すRPA×AIソリューションをピックアップして紹介します。

 


1、オートメーションファースト時代の RPA マーケットプレイス「UiPath Go!」

〇出展企業:UiPath株式会社

〇サービス名:UiPath Go!

UiPath Go!は、RPAツール「UiPath」で再利用可能なさまざまな自動化パーツをデベロッパーや企業、団体から提供してもらえるRPAのためのマーケットプレイスです。

RPAとAI・人工知能の組み合わせで、これまでRPAができなかったこともAIによって自動化できるようになります。

データサイエンティストのような人材を確保するのが難しい企業や、AIの使い方を知らない現場の人でも、簡単にAIを使えるようになりました。

昨年10月から英語版をリリース開始、現在、英語版の600パーツのうち50パーツが日本語に対応しています。

 

 

UiPathの導入事例はこちら

 


2、RPAチャットボット mobiAgent(モビエージェント)× UiPath

〇出展企業:モビルス株式会社

〇サービス名:RPAチャットボット

「RPAチャットボット」は、業務の自動化を行うRPA(Robotic Process Automation)ツールと、対話形式で顧客のお問い合わせ対応を行うチャットボットの機能を組み合わせたソリューションです。

チャットボットを通して顧客からのお問い合わせに対応し、RPAで情報の登録・確認作業を行い、 顧客にチャットボットから処理結果を通知する、という一連の流れを、人の判断を必要とすることなく自動化することが可能となります。

このようなメリットがあります。

●対応品質の均一化

●24時間、365日の運用

●人件費等のコスト削減

●入力ミスの低減

展示会ではチャットボットの案内に沿って、スマートフォンのアプリに搭載されたOCRで身分証を読取り、情報の登録を自動化するデモ動画を見ることが出来ました。

これまでも名刺情報の読取りや身分証の認識などを行うアプリやサービスは多数ありましたが、実際にデータを自社の基幹システムに連携するためには、CSVを加工したり、手入力を必要としたりする手間がかかりました。

スマートフォンで撮影した画像から、データの加工・登録・確認、処理結果の通知までを全てワンストップで自動化できるのは大きな魅力です。

 

 

RPAチャットボットの詳細はこちら

 


3、社内業務はAIチャットボットにお願い AIチャットボットCB3× UiPath

〇出展AI企業:NDIソリューションズ株式会社

〇AIサービス名:CB3 ♡ UiPath

CB3 ♡ UiPathは、社内・社外からのお問い合せ業務の自動化のほか、RPAと連携することでチャットを介して業務データの照会・入力、業務システムの自動化をすることが出来ます。

RPAだけでは、決まった内容に沿った作業のみとなりますが、AIチャットボットと連携すれば作業内容を人に頼むように依頼できるので、人が判断するように作業内容を変えることが出来ます。

このようなメリットがあります。

●見積書の宛先を変えたい、いつ有給を取得したいなどがチャットからできる

●ユーザーの使用するチャット画面を変更せずに、新しいシステムを導入できる

●システムの使い方を知らなくてもOK

●高速に・正確に作業を遂行できる

展示会のデモでは、PCのパスワードロックの解除をスマートフォンからチャットボットに依頼、お問い合わせのあったユーザーの社員IDの照合と、業務システムのパスワードリセット、パスワードリセット完了のお知らせまでの一連のフローを体験することが出来ました。

操作はチャットボットが提示する選択肢をタッチするだけ、依頼からわずか1~2分の間に処理は完了するので、電話やメールなどで情報システム部門に依頼するよりもストレスもなくシームレスな印象を受けました。

社内のお問い合わせ対応を自動化したい、RPAの導入を検討している、あるいは既にRPAを導入していて新しい連携システムを探している企業におすすめのサービスです。

 

 

NDIソリューションズの詳細はこちら

 


4、プログラミングの知識がなくても、Excelのような感覚で「学習済みモデル」が作成できる

〇出展AI企業:株式会社 aiforce solutions

〇AIサービス名:AMATERAS RAY

AMATERAS RAYは、データ分析の専門家でなくても、実際の業務に携わる営業部やマーケティング部の担当者でも最適な予測を、数クリックで、機械学習によるデータ分析を自動実行できるツールです。

GUI上で簡単にAIモデルが作成でき、簡単にモックアップの元になる AI の学習済みモデルを構築することができます。

今回の展示では、AIとRPAを連動させた為替予測の自動化のデモが初公開されました。

 

 

AMATERAS RAY の詳細はこちら

 

株式会社 aiforce solutions 代表取締役CEO 西川智章氏は、「AI Transformation (AIX)とは?!~内製化で実現するAIとの新しい働き方〜」と題し、AIによるデジタル・トランスフォーメーションを実現するAI Transformation (AIX)について講演しました。

講演の中で西川氏は、AIの役割を「分類」と「回帰」の2つに分かりやすく区別し、データの入力と出力をRPAで自動化し、データの分析や予測をAIが担うようになるというビジョンを展望しています。

また、これまでAIモデルの開発期間の長期化という大きな課題については、「AMATERAS RAY」によってAIモデル生成を中小企業でも自社で内製できるような時代をリードしていきたいと語っていました。

 

独自のAIモデルを自社で開発する場合、高価な計算環境、機械学習用の言語のノウハウなどが必要で、専門家のいない中小企業にとってはハードルはかなり高いというのが実情です。

専門家に委託すれば、数百万円から数千万円の費用で、プロトタイプの完成まで1~3か月かかってしまうところを、他社の1/3のコストで、ユーザー自らがデータを活用し、何度でも繰り返し機械学習することが出来る「AMATERAS RAY」は、AI開発の常識を変える革新的なツールだと思います。

 

主催:UiPath株式会社

会期:2019/7/30(火) 10:00〜18:00

会場:ベルサール 渋谷ガーデン