AIsmiley Magazine

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2019/7/3

認識率9割以上?!手書き文字認識AIで各種事務作業を効率化


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最近、OCR(光学文字認識)技術の中でも「手書き文字」の認識が可能なAI-OCRに注目が集まっています。文字認識率9割以上をうたうソフトウェアも登場しており、手書き文書を扱う各種事務作業の効率化が図られています。

 

■リクルート、黒板の手書き文字も文字認識技術のディープラーニングでデータ化

リクルートマーケティングパートナーズは2017年より、同社が提供するオンライン学習サービス『スタディサプリ』の講義動画内の音声や文字データを検索し、動画の「見たい」「聞きたい」部分をすぐに再生できる機能を提供しています。

テキストマイニングや深層学習(ディープラーニング)を用いた解析技術によって、先生の声(音声データ)や黒板の手書き文字をテキスト化して認識。ユーザーが見たい部分の検索を容易にしました。

 

動画内テキスト検索機能は、講義動画内の「黒板の文字」のキーワード検索が可能です。文字認識技術のディープラーニングによって、講義中の黒板の手書き文字をAIが自動で認識します。そしてそれをテキストデータ化することにより、自由で簡単なキーワード検索の実現を目指すというものです。

(参照:リクルートテクノロジーズ 動画の「見たい」「聞きたい」シーンを一発でキーワード検索できる!? リクルートテクノロジーズ、動画内の”音声”と”手書き文字”検索機能を新開発。ユーザー100名を対象に8月7日より第一弾実証実験スタート!)
リクルート、黒板の手書き文字も手書き文字認識でデータ化|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

 

■郵便仕分け機で培った手書き文字認識技術を転用

手書き文字認識技術が長年活用されてきたのは、郵便仕分け機の分野です。郵便番号は決められた枠内に記されていますが、住所についてはほぼ不定形データといってよいでしょう。とくに手書きのものは文字のクセがあって読み取りづらく、文字認識技術の進歩に寄与しました。NECや東芝などは長年この分野で研究をかさね、日本語だけでなく英語やフランス語の読み取りにも成功しています。とくに、海外では郵便番号を記載しなかったり、正式な住所ではなく通り名だけを記されている郵便物も多かったりと、人力での仕訳けでもかなりの手間が必要とのことです。

NEC同サービスでは、特別なスキル無しで多種多様な不定形帳票の読み取りが可能です。納品書等のデータ入力業務では、1ヶ月あたりの帳票データ入力作業時間が人力に比べて75%削減されました。まずは、「活字英数字」から読み取りをスタートし、今後「漢字・手書き文字」等に順次対応していくということです。

(参照:ニュースイッチ 郵便物の住所をAIが判別。東芝、英・仏語にも対応)
(参照:IoTニュース NEC、リアルタイム学習AI活用の帳票定義不要で文字入力作業を効率化する「NEC AI-OCRサービス」を提供開始)
郵便仕分け機で培った文字認識技術を転用|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

 

■手書き文字を書くロボットも登場

手書き文字を認識するだけでなく、手書き文字を自ら書くロボットも登場しています。

研究しているのは、米国ブラウン大学の小谷篤信さんのチームです。このロボットは、日本語の学習を通じて得た知識を応用し、ヒンディー語、ギリシャ語、英語といったロボットにとって初見の言語も手書きできる能力を身に付けました。

手書きの文字は、書き方や書き順など細かいアルゴリズムで成り立っています。私たち人間が子どもの頃に文字を書く訓練をしたときも、正しい書き順に沿って書かないと、どこかバランスの悪い文字になったものです。

小谷さんらの開発したロボットは黒板の手書き文字を見て、書き始めはどこか、書き順はどうなっているかなどをマシンビジョンで判断し、つぎつぎと正しい方向にペンを走らせていきます。研究チームが試しに、ヒンディー語、タミル語、イディッシュ語の異なる筆跡でそれぞれ「こんにちは」と書き、ロボットを混乱させてみました。すると、ロボットは混乱するどころか、日本語を書く訓練しか受けていないのにも関わらず、アルゴリズムを理解して自力で書き写してみせたのです。英語に関しては、楷書だけでなく筆記体も書くことができます。

いまや、ロボットの手書き文字は人間とそん色ないほどに上達したそうです。ロボットの「手書き」は、人間との新たなコミュニケーション手段になるかもしれませんね。

 

 

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