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最終更新日:2019/7/2

カメラや音声で分析、AIによる「感情認識技術」の研究進む


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人間の感情には正解がありません。ただ、AIがカメラや音声で人間の感情を分析すると、人の隠された思いまで読み取れることもあるようです。昨今は、こうした感情認識技術をさまざまな分野で活用しようという動きが出ています。

 

■カメラを活用した感情認識AIの普及広がる

感情認識AIの活用分野は、以下のように広がりつつあります。

 

〇感情認識AIの活用分野1.安全運転

運転者の表情や顔の角度などをカメラで捉え、運転中の感情を察知します。居眠り運転による事故を未然に防ぐほか、気分に合わせたドライブコースの提案なども行います。

 

〇感情認識AIの活用分野2.教育

学習者の表情をカメラで捉えて、学習への理解度や集中力などを図ります。学習者の理解に合わせて出題の難易度を変えたり、集中力を維持するための働きかけを行ったりします。また、他人とのコミュニケーションに困難を抱える自閉症の子どもが他者の感情を読み取る支援などにも活用できるでしょう。

 

〇感情認識AIの活用分野3.セキュリティー

街中の監視カメラが顔認識をし、犯罪者やテロリストなどを見つけ出したり、マナー違反を取り締まったりする取り組みは実際に行われるようになっています。そのうち、人々の感情もカメラで分析されるようになり、幸福度を一定に保つ取り組みなども行われるようになるかもしれません。

 

〇感情認識AIの活用分野4.エンターテイメント

ゲームをプレイするユーザーの顔や表情をカメラが捉え、ゲーム内容の調整などを行います。

 

〇感情認識AIの活用分野5.医療

AIが患者の表情や声から感情を認識し、うつ病や認知症といった病気の診断を支援します。また、患者によりそって感情を認識するケアロボットなどの開発も期待されます。

 

〇感情認識AIの活用分野6.犯罪の抑止

AIは表情筋の動きや声のトーンなどから、人間が騙されてしまうような微妙な感情の動きも認識します。こうした技術は詐欺などの犯罪の抑止に活用できるでしょう。

 

〇感情認識AIの活用分野7.小売り・マーケティング

感情認識AIを活用してマーケティングに応用する取り組みはすでに始まっています。新商品のモニターテストで、ユーザーに使用感を尋ねるとき、顔の表情を細かくカメラで捉えて、心地よく感じているかどうかを判断するのです。人は口頭では実際の感情と違うことを答えがちですが、感情認識AIであれば、細かな心の動きも正確に判断できます。

このほか、小売店の店頭にカメラを設置し、来客の客層や感情を読み取る取り組みなども始まっているようです。

 

■カメラからの感情認識には課題も、声や表情、動作など複合的に分析

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ただ、カメラで表情を捉える感情認識AIには、「学習データをそろえるのが難しい」という側面もあるようです。人間のあらゆる感情を読み取るには、「眠い顔」や「驚いた顔」のほか「怒った顔」「不愉快に感じている顔」「楽しんでいる顔」「退屈している顔」「悲しんでいる顔」など、さまざまな表情を捉える必要があります。ただ、タイミングよくカメラの前でそうした感情があらわになることは少ないので、教師データはどうしても単純な感情の動きになりがちです。

最近では、顔の表情だけでなく「眠気とともに現れる動作」に着目して2段階で表情認識するAIも登場しています。トヨタの車載AIは、人間が眠気を催したときに「口をもごもごする」などの動作が共通して表れることに着目し、感情認識の手掛りとしています。まさに「人間が自らの感情を感じ取る前にAIが先回りして察知する」技術です。

このほか、感情を示す顔の表情筋を細かくユニット化して測定するシステムや、脈拍や体温、声の高さやトーンなどから感情認識に取り組む動きもあります。

カメラが捉えた顔の表情だけでなく、声や動作などあらゆる角度から人間の気持ちを分析する感情認識AIはこれからどんどん技術が発展し、あらゆるビジネス分野に応用されていくでしょう。

(参照:日経ビジネス ヒトよりも「空気」を読める感情認識AI)

 

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