AIsmiley Magazine

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業態業種別-AIの導入活用事例-

最終更新日:2019/11/8

「AI先生」がやってくる?!教育現場でのAI活用を推進


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教育現場でも、技術革新による支援の拡大が期待されています。その一助となると考えられるのがAI・人工知能です。AIは教師のように学習者の学びに寄り添い、理解を深めることを可能とするのでしょうか。今回は、教育現場でのAI活用事例についてまとめました。

■英語4技能の習得に向けた教育現場でのAI活用の可能性

2020年に始まる「大学入学共通テスト」では、従来から求められてきた英語の「読む」「聞く」力に加えて、「書く」「話す」といったアウトプット型の能力も求められるようになります。一方で、英語4技能すべてに対応した授業を実施している学校は45%と、半数に満たない水準です。教員の不足なども指摘される中、これら英語4技能の習得に向けて、AIの活用可能性が探られています。

デジタル・ナレッジのeラーニング戦略研究所がまとめた「英語4技能教育とAI活用に関する調査報告書」では、現場の教員にAIをはじめとした最新技術の教育活用可能性を尋ねたところ、全体の約半数が前向きな意向を示しています。校種別では、公立高校がもっとも前向きで、サテライト授業などITの活用に意欲的とされる受験対策塾・予備校での利用意向が低いという結果が出ています。

また、地域別では北海道や四国、九州・沖縄の教員で意欲が高くなっています。

どういったデバイスが有効かという設問では、「レベルに応じた会話ができるAI」や「フリートークができるAI」など英会話に特化したものや、「小学生がワクワクしながら意欲的に取り組める教材」「視覚的な教材」などが求められているようです。

(参照:eラーニング戦略研究所 英語4技能教育とAI活用に関する調査報告書)

 

■英語4技能の習得を支援するデジタル・ナレッジのAI教育ツール「トレパ」

デジタル・ナレッジの「トレパ」は英語4技能の習得支援ツールで、AIによる生徒の英語発話診断、英作文の文法判定、入力したテキストの読み上げといった機能で学習をサポートします。

大阪府の四天王寺高等学校・中学校はトレパ導入校のひとつ。2018年2月に実施された実証実験では、AIが発音した問題文を生徒が聞き取り、適切な回答を発音します。その発音をAIが認識し、回答の意味が正解にどこまで近いかを判定するという授業が行われました。実際に出席した生徒さんたちは、AIの能力に驚いていたとのことです。

(参照:学校法人四天王寺学園 四天王寺高等学校・中学校×AIトレーニングツール「トレパ」 実証実験!!)

 

■国内EdTechの本命、生徒の学習状況に応じた学びを提供するAI教材「atama+」

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タブレット型AI教材の「atama+」は、生徒ごとの学習状況をAIが判別し、ここの専用レッスンを提供するツールです。中高生の基礎学力をつけることを目的としています。生徒の理解度やミス、学習履歴、集中度などをリアルタイムで判断し、学習効果が最も高い最短カリキュラムを提案します。また、ミスの傾向を分析し、その箇所だけ繰り返し学習することも可能です。

大手塾で次々と採用が決まり、トップ100の塾のうちすでに約2割に導入されているといいます。2018年3月時点で100教室だった導入実績は500教室に急拡大。150教室ほどで導入待ちの状況となっているそうです。

採用が増えている理由はその効果にあります。例えば、学習指導要領で規定されている数Iと数Aの授業時間は合計175時間ですが、「atama+」を使うと31時間(数Iが16時間、数Aが15時間)で学習可能になるといいます。また、「atama+」で2週間勉強した生徒の得点伸び率の平均が約1.5倍になるといった成果も見られています。

国内EdTechの本命とみられる同社は、ジャフコとDCMベンチャーズが運用するファンドから15億円の資金調達に成功し、累計調達額は約20億円に達しています。この調達資金でさらなる開発を進めるとしており、現在提供している高校生向けの数学、英文法、物理、化学と中学生向けの数学に加えて、今後は中学生向けの英文法や理科、高校生向けの英語読解・英単語なども提供していくそうです。

よりパーソナライかつインタラクティブされた教育が求められる中、「教育×AI」の分野はますます注目を集めることになるでしょう。

(参照:CNET Japan AI教材「atama+」、大手塾の“学習コース基盤”に次々と採用–新たに15億円を調達)

 

 

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