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最終更新日:2019/11/12

いまさら聞けない?!RPAとExcelマクロとの違いを比較


いまさら聞けない?!RPAとエクセルのマクロってどう違うの?|AI・人工知能製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるメディア|

ホワイトカラーの業務効率化の切り札として注目を集めるRPA(Robotic Process Automation:ロボティック・プロセス・オートメーション)。

「Excelのマクロ機能なら使ったことがあるけど、どう違うの?」と疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。今回は、RPAとExcelのマクロの違いについて比較できるようまとめました。

■RPAでできてExcelマクロでできないことを比較

マクロとは、マイクロソフト社のOffice製品に搭載された機能で、例えばExcelでの作業内容を記録させることで、自動化できるというものです。とくにプログラミングの知識なども必要なく、作業の効率化を図ることができます。具体的には、「マクロの記録」というボタンをクリックした後の操作が、「VBA(Visual Basic for Applications)」というOffice製品でマクロ開発を行うプログラミング言語のコードとして記録されます。そして、その記録された操作を自動的に行うわけです。これがマクロ記録の仕組みとなっているわけですが、実際に単純な集計作業など、マクロで自動化しているという方も多いのではないでしょうか。

一方、RPAはマクロよりも利用用途が広く、パソコン上で人間が行う作業であればほぼ自動化できると考えてよいでしょう。パソコン上でさまざまな業務をこなすとき、1つのソフトウェアだけで完結することはほとんどないでしょう。例えば、Excelで集計した表をワードの報告書に貼り付け、メールやグループウェアで共有する……というように、複数のソフトウェアを経由することも珍しくありません。

RPAでは、こうした複雑な手順の作業も自動化できます。また、マクロの場合、Office製品での連携であれば可能ですが、Office製品以外との連携は難しいというデメリットがあります。そのため、ExcelをはじめとするOffice以外のアプリケーションを使用して自動化を図りたい場合などは、RPAのほうが適しているといえるでしょう。

 

■Excelマクロとは違いRPAは難しいプログラミング不要で作業を自動化できる

RPAでできてエクセルのマクロでできないこと|AI・人工知能製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるメディア

先ほども少しご紹介しましたが、Excelマクロを利用するには2通りの方法があります。1つはレコーディング機能を使って作業内容を記録する方法、2つ目はVBA(Visual Basic for Applications)を使ってプログラミングするという方法です。

例えば、あるセルの数値をコピーして他のシートに貼り付ける、という作業をレコーディングする場合、全ての処理をまず手動で行い、記録させなくてはなりません。何百列もの数値があった場合、レコーディングするだけで気の遠くなるような作業です。もし手順を間違えてしまったら、その通り記録されてしまいます。

コピペ作業を1回だけ行い、その繰り返し作業として複製したい場合は、VBAを使ってプログラムを書く必要があります。簡単なプログラムとはいえ、プログラミング経験のない人には、ハードルが高く感じられるかもしれません。

一方、RPAは基本的にプログラミングなしで複雑な作業を記録させることが可能です。

 

■マクロとは違いRPAは高度なAIとの定型で意思決定まで自動化?!

高度なAIとの定型で意思決定までRPAが自動化?!AI・人工知能製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるメディア

もちろん、RPAそのものに表計算機能や文書作成機能はついていませんので、RPAを導入したからといってOffice製品そのものの代替ができるわけではありません。

また、RPAの強みとして昨今注目されているのが、AI・人工知能との連携です。

RPAやマクロで自動化できるのは主に、作業手順が決められた定型作業ですが、これをAIと組み合わせることで、非定型作業まで自動化できる可能性が高まるのです。

RPAは、自動化レベルごとに三段階に分かれるとされています。現在のRPAの大半は「クラス1」というレベルで、定型業務に対応しています。次段階の「クラス2」は、AIと連携して一部非定型業務が自動化されるようになります。そして最終段階の「クラス3」では、より高度なAIを活用し、業務の自動化だけでなく意思決定まで担えるようになると期待されているのです。

 

■RPAを導入する前にマクロとの入念な比較検討が必要

■RPAを導入する前にマクロとの入念な比較検討が必要|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

RPAはAIとの連携も可能なため、マクロよりも高度な作業を自動化させることができます。そのため、これまでマクロに頼っていた企業も今後RPAの導入を検討していく機会が増えていくでしょう。

しかし、最近はさまざまなRPAが存在しているため、しっかりと比較検討した上で導入しなければコストに見合ったリターンを得られなくなってしまう可能性があります。それこそ、マクロで業務が完結するのであれば、あえてRPAを導入する必要はありません。また、マクロのほうがコストも安く済ませられるため、一概にRPAの導入がすべての面においてプラスになるとは限らないのです。

とはいえ、RPAの導入によってこれまでの何倍以上もの業務効率化を図れるというケースも多々あります。そのため、まずは社内で話し合いの場を設けた上で、「RPAに任せるべき業務は何なのか」をしっかりと洗い出していくことが重要になるでしょう。

もちろん、これまで通りマクロで業務を完結させられるものがあるのであれば、無理にRPAへと移行させる必要はありません。最近では無料トライアル期間を設けたRPAツールなども多く存在しているため、それらを試しに使用した上で判断していくのもひとつの方法といえるでしょう。

 

■AIとの連携でRPAは普及拡大を

調査会社のガートナージャパンが2017年5月に実施した調査 によると、RPAを「既に導入済み」と回答した企業の割合は全体の14.1%にすぎません。同社のアナリストも、現状のRPA製品について、「AIや機械学習テクノロジを実装している製品は極めて少なく、本格的な実装と利用はこれから」だと指摘しています。

一方で、市場調査会社のITRのように、 国内のRPA市場は今後急速に参入が進み、2022年度の市場規模は400億円、年平均成長率(CAGR 、2017~2022年度)は62.8%という予測もあります。

RPAの利用範囲の拡大と普及は今後、AIとの連携にかかっているといえるでしょう。その点が、RPAとExcelマクロの最大の違いといえるのではないでしょうか。

何よりRPAには、単調な業務、単純作業などといった、社員のモチベーションを低下させかねない業務を自動化させられるという強みがあります。

AIとの連携により、その精度もさらに向上させることができるため、優秀な人材の創造性を生かせる環境づくりを進めていく上でも、RPAの利用範囲の拡大と普及は極めて重要なタスクとなるでしょう。これからのRPAのさらなる進化に期待が集まります。

 

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