AIsmiley Magazine

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【農業×AI】キヤノン、イチゴの花数、果実熟度をスマホカメラで分析


キヤノンITSは、「阿蘇イチゴスマート農業実証コンソーシアム」の実証実験として実施した、スマートフォンと画像情報を用いた「恋みのり」「さがほのか」のイチゴ2品種の花数、果実熟度、葉面積の生育特徴量計測技術で90%以上の精度を記録しました。

このAIニュースのポイント

  • キヤノンITSは「阿蘇イチゴスマート農業実証コンソーシアム」にてスマートフォン用いたイチゴ生育画像解析を検証
  • 「恋みのり」「さがほのか」のイチゴ2品種の花数、果実熟度、葉面積の生育特徴量計測技術で90%以上の精度を記録
  • 今後は収量予測、農業熟練者による遠隔指導や農作物のリモート審査の実証実験を開始する

キヤノンITソリューションズ株式会社は、令和元年度から令和2年度にかけて実施したスマート農業技術の開発・実証プロジェクト「阿蘇イチゴスマート農業実証コンソーシアムの検証実験結果を公開しました。

熊本県阿蘇市は、イチゴの中・大規模栽培において、雇用労働力を有効活用することで高収益を維持しながら営農されており、全量共同選果による販売の実現と生産者の負担軽減を進めている先進産地です。さらなるイチゴ生産拡大と収益力向上を図るため、スマート生産技術と共同選果施設を活用した、生産から出荷までの多収省力型一貫体系をめざしています。

キヤノンITSは、農林水産省「令和元年度スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」の公募に採択され、令和元年度から2年度にかけて「阿蘇イチゴスマート農業実証コンソーシアム(課題番号:19189416)」の実証グループに参画。

今回の実証実験では、九州沖縄農業研究センター内のイチゴ品種「恋みのり」「さがほのか」の生育状況をスマートフォンにて一定期間にわたり撮影し、解析に適した高精細かつ定点の画像データを収集しました。キヤノンITSは、イチゴ生育画像解析システムを使った画像解析で得られたデータを「VisualBrain」を通じてクラウドシステムに蓄積し、遠隔から現地の映像や解析結果を閲覧できる環境を構築しました。

「VisualBrain」は、遠隔地で発生している事象をリアルタイムにオフィスと共有し、オフィス側からも状況に
応じて適切な対応を行うことができる、双方向型の映像コミュニケーションサービスです。

スマートフォンでの簡易な生育解析として実証したところ、「恋みのり」「さがほのか」2品種の花数、果実熟度、葉面積の生育特徴量の自動計測精度は90%以上を達成しました。これにより、「多くの人が普段から持っているスマートフォンのカメラ機能を使って、初期費用を抑えた生育解析が可能」「スマートフォンは高精細画像の撮影ができるため、高精度な生育解析が可能」の2点を確認することができました。

今回検証したAIの情報に温度や湿度などの環境データを組み合わせることで、マルチモーダルな情報をもとにした収穫量予測AIの開発に取り組んでいます。今後、イチゴ生育画像解析システムおよび「VisualBrain」を活用したスマートフォンによる生育計測から収量予測、農業熟練者による映像共有を活用した遠隔指導や農作物のリモート審査の実証実験を開始します。

 

出典:PR TIMES

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