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2019/1/11

ロボットが受付業務、おもてなしまで!旅行業エイチ・アイ・エスが仕掛ける、変わり続ける「変なホテル」観光・旅行業

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ロボットが受付業務、おもてなしまで!変わり続ける「変なホテル」|チャットボットやWeb接客・RPA等のAI・人口知能製品・サービスの比較・検索・資料請求メディア

少子高齢化を受けて、さまざまな業界で人手不足への懸念が高まる中、ロボットが「おもてなし」する日本のホテル、その名も「変なホテル」が国内外から注目を浴びています。

今回は、快進撃を続ける「変なホテル」の裏側を見てみましょう。

 

■エイチ・アイ・エスが仕掛ける近未来型ホテル

エイチ・アイ・エスが仕掛ける近未来型ホテル|チャットボットやWeb接客・RPA等のAI・人口知能製品・サービスの比較・検索・資料請求メディア

「変なホテル」を運営するのは、格安旅行でおなじみの旅行大手エイチ・アイ・エス。第一号施設は2015年、同社が運営する長崎県佐世保市のテーマパーク・ハウステンボス内に開業しました。

ホテルに入ると、恐竜や女性の姿をしたロボットがレセプションに立っており、恐竜は「未来くん」「希望くん」、女性は美人すぎるロボの「夢子さん」と名付けられています。

チェックイン前、チェックイン後に荷物を預かってほしいときは、ロボットクロークに任せれば、ロボットアームが受け取った荷物をロッカーに収納してくれます。また、入館時に顔認証をすることで、ホテルの客室の開閉ほか、館内はキーレスで過ごすことが可能です。

さらにハウステンボスの「変なホテル」では、アンドロイドがお相手する「変なバー」や、キャッシュレスの無人コンビニ「スマート・コンビニ」なども備えており、ホテルのいたるところでロボットが活躍しているのです。そのため、人間のスタッフを見かけることはほとんどありません。

同社がロボットを全面採用した理由は、やはり人手不足です。地方都市では人材難が深刻化しており、無人化・省力化は避けられなかったといいます。

2018年に開業した東京・浜松町の「変なホテル」には、アプリでの診察予約や決済、ロボットが案内をしてくれる「AIクリニック」も併設し、話題を呼びました。

 

■「変なホテル」が脱ロボットへ

「変なホテル」が脱ロボットへ |チャットボットやWeb接客・RPA等のAI・人口知能製品・サービスの比較・検索・資料請求メディア

ただ、そんな「変なホテル」にも最近異変が起きています。なんと、ホテルの目玉だったはずのロボットが次々撤去されているというのです。

ハウステンボスの「変なホテル」で稼働していたロボットは、ピーク時の2017年10月時点で、27種類243体。レセプションのほか、ホテル内の案内や荷物の運搬、清掃、客室の照明のオンオフや目覚ましなどもロボットで操作していました。

しかし、客室のロボットにはAIは備わっておらず、音声認識で動くタイプだったため、宿泊者の声が認識されないとの問い合わせが増加し、やむなく撤去に至ったといいます。

また、コンシェルジュロボットも撤去されました。ユーザーの質問が多岐にわたり、また常時新しいイベントを対応させなくてはならないため、AIに学習させるのが困難だったそうです。そして荷物運搬ロボも、雨天時の利用が困難だったため終了しています。

こうした見直しの結果、18年9月時点で稼働しているロボットは16種類85体まで減少しました。

受付だけはいまもロボットが業務にあたっていますが、今後は別の機器の導入も検討していくそうです。また、現在建設中の第3棟については全室和室になり、ロボットも稼働しないまったく別のコンセプトになることが予定されています。

 

■「変」は「変化」の「変」

開業当初に話題を呼んだ「変なホテル」のさまざまなロボットについては、実証実験を踏まえて生産性を見極めながら、活用を決定していくそうです。

「変なホテル」では、最終目標として「キャッシュレス・ホテルの構築」を掲げており、現在はクレカ決済やQRコード決済と併せて現金も使用できるものを、今後は現金を利用不可とする予定です。そして最終的には顔認識技術の導入を推進し、宿泊者の顔と決済システムを結びつけることを目標としています。

「変なホテル」のオフィシャルサイトによると、「変」とは変わり続けるという意味だそうです。「変なホテル」は都内をはじめ日本各地に進出しており、台湾での海外1号店出店計画も発表しています。

地方都市の人手不足を解決するために誕生した「変なホテル」が、世界を舞台にどう変化していくのか。今後の在り方に注目が集まっています。