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【2021年最新】顔認証の仕組み・事例を徹底解説!

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【2021年最新】顔認証の仕組み・事例を徹底解説!

近年は、さまざまな技術の発展に伴い、生活の利便性も大幅に向上しつつあります。ただし、利便性が向上される一方で、犯罪に用いられる技術も高度なものになってきているため、犯罪から守るための「セキュリティ」が重要な役割を担っているのです。

たとえば、多くの人が利用しているスマートフォンやタブレットといった端末では、個人情報を守るための手段として「顔認証」を採用する機種が多くなってきています。この「顔認証」という技術は、セキュリティ以外にも活用されるなど、大きな注目を集めるものであり、今後さまざまな分野で導入されることも期待されているのです。

では、その「顔認証」という技術は、どのような仕組みで成り立っているのでしょうか。今回は、顔認証技術の仕組みや事例などを詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

■顔認証AIとは

顔認証AIとは?

近年におけるAIの活用は目覚ましく、もはや私たちが日常生活を送る上では欠かせない存在になりつつあります。特にスマートフォンやタブレットなどの携帯端末は、まさにAIの技術を体感できる代表例といえるでしょう。

その中でも特にAIの技術を体感しやすいものとして、顔認証技術が挙げられます。たとえば、iPhoneなどに搭載された顔認証ロック解除機能は、ユーザーのプライバシーを守る上で欠かせない機能のひとつです。

顔認証技術は、目や鼻、口といった特徴点の位置や、顔領域の位置、大きさなどをもとに照合を行うという仕組みで成り立っています。この仕組みによる認証の場合、なりすましが困難であるため、物理的な鍵を持ったり、パスワードを設定したりする必要がありません。そのため、スマートフォンやタブレットといった端末だけでなく、オフィスビルの出入り口などでも導入され始めています。つまり、オフィスビルにおいては、不審者の侵入を防ぐ上で重要な役割を果たしているということです。

 

●顔認証技術のメリット

顔認証技術を活用することのメリットとしては、主に以下の4点が挙げられるでしょう。

 

1.セキュリティレベルが高い

現在はさまざまなタイプの認証技術が存在しますが、顔認証技術は他の認証技術と比べてセキュリティレベルが高いのが特徴です。人の顔に関する情報は、物理的な鍵(ICカード)や暗証番号のように盗まれることがありません。また、偽造も極めて困難であるため、より強固なセキュリティを実現できるのです。

顔認証技術と同程度のセキュリティレベルを誇る技術として、指紋認証や静脈認証といった技術も挙げられますが、これらは「使いやすさ」という観点では顔認証技術に劣ります。指紋認証や静脈認証の場合、指を機械に置いて認証しなければなりませんが、顔認証であればカメラに顔を向けるだけで良いからです。

セキュリティレベルの高さはもちろんのこと、利用者が特にストレスを感じることなく認証できるという点も、大きな魅力といえるでしょう。

 

2.非接触で認証できるため衛生的<

顔認証システムは、カメラに顔を向けるだけで認証を行えます。そのため、指紋認証や静脈認証などのように体の一部を機械に接触させる必要がありません。非接触であれば、ウイルスの感染拡大を抑えることにもつなげられるため、衛生面でも大きなメリットがあるといえるでしょう。

特に昨今は新型コロナウイルスの影響により、多くの人々が衛生面に敏感であるため、利用者に安心感を与えられるという点もメリットといえるのではないでしょうか。

 

3.専用の装置が不要なので導入しやすい

顔認証技術を搭載したシステムは、他の生体認証システムのように専門の機器が必要ありません。Webカメラとデータ保存用のサーバーさえ用意できれば利用を開始できるため、導入ハードルの低い技術といえるでしょう。

 

4.不正抑止につなげられる

顔認証システムを利用する場合、「いつ・誰が入室したのか」というデータをログとして正確に残すことができます。そのため、もしオフィス内で問題行動が発生した場合でも、瞬時に原因を突き止めることができるのです。

オフィスへの出入りがすべて記録されることになるため、外部からの侵入を防げるのはもちろんのこと、従業員による内部不正の抑止にもつなげられるのは大きな魅力といえるでしょう。

 

■顔認証の活用領域

顔認証技術の仕組みやメリットについてお分かりいただけたかと思いますが、具体的に顔認証技術はどのような領域で活用されているのでしょうか。ここからは、顔認証の活用領域について詳しくみていきましょう。

 

●国家のセキュリティ

●国家のセキュリティ

(参照:インド13億人の「生体認証」国民IDに、知られざる日本企業の貢献)

日本では、民間企業や公共施設などで顔認証技術が活用されている傾向にありますが、外国ではすでに国家のセキュリティ強化として顔認証技術が活用され始めています。たとえばインドでは、2009年から国民IDシステムの「Aadhaar(アドハー)」が導入されており、生体認証(顔認証)によって国民一人ひとりにIDが発行されているのです。

この国民IDシステムの管理により、透明性が格段に向上したため、支援金や補助金といった公共福祉サービスがより効率的に支払われるようになったといいます。特にインドの場合、人口が13億人を超えるため、このような形で公共福祉サービスを効率化できるのは大きなメリットがあるといえるでしょう。

 

●企業のセキュリティ

日本で最も多く顔認証技術が活用されている領域として考えられるのが、企業のセキュリティです。先ほどもご紹介したように、顔認証システムは他の認証システムと比べて導入ハードルが低い傾向にあるため、オフィスビルにおける入退場管理や出退勤管理にも活用しやすいのが特徴といえます。

また、社員が使用するパソコンのセキュリティを強化すべく、顔認証システムが搭載されたパソコンを導入しているという企業も少なくありません。 PCから機密情報が漏れてしまった場合、大きな損害へとつながってしまう可能性も否めません。そのような事態を未然に防ぐためにも、顔認証システムが搭載されているPCによって、本人以外がPCにログインできないように対策しておくことで、社内の重要な情報・データの流出を防ぐことができるわけです。

 

●企業サービス

顔認証技術は、企業のセキュリティ面だけでなく、サービス面の向上という目的でも活用されています。一例としては、会員制店舗の顔パス入場などが挙げられるでしょう。会員制の店舗では、当然会員のみが入店することができるわけですが、「誰が会員なのか」「誰が会員ではないのか」を判断するのは決して簡単ではありません。

もちろん、会員証の提示によって判断することも可能ですが、場合によっては会員証の貸し借りによって会員以外が入店してしまう可能性もあるわけです。そういったトラブルを避けるための方法として、顔認証システムの活用によって会員の顔情報のみを登録しておけば、会員以外が入店してしまうトラブルを避けることができます。

また、ホテルにおける顔パス入場などにおいても、顔認証技術は役に立つでしょう。キーレスで客室への入室を可能にするため、鍵の持ち運びの煩わしさや、鍵を紛失してしまう不安から解放されます。

 

●機器組込み

顔認証技術は、ロッカーや金庫といった機器に組み込むことも可能です。一般的なロッカーや金庫の場合、物理的な鍵を利用したり、ロック番号を設定したりして盗難を防がなくてはなりません。しかし、それらの方法では鍵や番号が盗難されたり、外部に漏れたりしてしまう可能性があります。

その点、顔認証システムを組み込んだ機器であれば、利用者以外の顔では中身を取り出せないようにできるため、よりセキュリティを強化できるのです。

 

■顔認証を導入している事例を紹介

顔認証技術は、さまざまな業界で導入され始めています。ここからは、実際に顔認証技術を導入している事例についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

●無人化店舗 「SECURE AI STORE LAB」:小売業界

●無人化店舗 「SECURE AI STORE LAB」:小売業界

(参照:「未来型無人化店舗」が最新AIを駆使して新宿に7月オープン もはやスマホも不要「手ぶらでお買い物」へ | ロボスタ)

株式会社セキュアでは、未来型無人化店舗の「SECURE AI STORE LAB(セキュアエーアイストアラボ)」を2020年7月にオープンしました。この無人化店舗は住友新宿ビル地下1階にあり、来店客の利便性や新しい購入体験、そして店舗の無人化・省力化や効率化といったものが主な目的とされています。

そんな「SECURE AI STORE LAB」の大きな特徴として挙げられるのが、「顔認証による入店」です。来店者は、事前に登録を済ませておけば手ぶらで買い物することができ、手に取った商品も自動認識されます。そのため、決済をするためのレジ待ちなどもありません。

これは、顔認証によって来店者一人ひとりを明確に把握できるからこそ実現できるサービスといえるでしょう。ちなみに、「SECURE AI STORE LAB」に設置されている顔認証システムは、AIソリューションを提供する株式会社ヘッドウォータースが開発したものです。

 

●NVIDIA CorporationのGPUを搭載したエッジデバイス「Edge AI Box」:介護業界

●NVIDIA CorporationのGPUを搭載したエッジデバイス「Edge AI Box」:介護業界

(参照:「映像エッジAI」を活用した介護AIソリューションの導入に向けた検証環境の構築および実証実験を開始|株式会社メディクルードのプレスリリース|PR TIMES)

介護業界においても顔認証技術は積極的に活用され始めています。その代表的な事例として挙げられるのが、Genki Groupの株式会社メディクルード、EDGEMATRIX株式会社、株式会社NTTドコモ、パナソニックi-PROセンシングソリューションズ株式会社が共同で開発した、介護AIソリューションです。

この介護AIソリューションでは、徘徊などの検知(動体分析による異常行動アラート)や

高齢者転倒検知、侵入検知、職員メンタルチェック(顔認証と勤怠データベース)、夜間・昼間時の見守りシステム、誤薬検知といったものを実現でき、業務効率化に伴う職員の負担軽減が期待できます。

介護業界では特に人手不足が深刻化しているため、こういったソリューションの活用によって職員の負担を軽減できるのは大きなメリットといえるのではないでしょうか。

 

●顔認証で検温「Thermal camera hub 」:医療業界

●顔認証で検温「Thermal camera hub 」:医療業界

(参照:発熱者の検知、管理者負荷軽減を実現!サーマルカメラ用ポータルサイト「Thermal Camera Hub」の提供を開始|フューチャースタンダードのプレスリリース|PR TIMES)

映像解析AIプラットフォームの「SCORER(スコアラー)」を運営する株式会社フューチャースタンダードでは、サーマルカメラ用ポータルサイトの「Thermal Camera Hub」を提供しています。このポータルサイトでは、「SCORER(スコアラー)」を活用することで、サーマルカメラのログデータの一括管理が可能です。ユーザごとのIDPWをもとにポータルサイトへログインすれば、サーマルカメラの検知ログを一覧でチェックすることができ、カメラごとのソートも行えます。

そのため、発熱検知をされた来場者を確認したり、カメラごとの検知数を閲覧したりと、管理者の負荷軽減を図ることができるわけです。医療業界も人手不足が深刻化している業界のひとつですので、このような顔認証機能によって業務負担を軽減できるのは大きなメリットといえるでしょう。

 

NECの顔認証AIエンジン「NeoFace」:建設業界

●NECの顔認証AIエンジン「NeoFace」:建設業界

(参照:NeoFace Cloud: 顔認証 | NEC)

NECが開発・提供している顔認証AIエンジン「NeoFace」は、主に建設業界で活用されている顔認証技術です。クラウドサービスとして提供される「NeoFace Cloud202012月末に新規契約の受付を終了)」も存在するため、サーバーの設置が困難な場所でも活用できるという魅力があります。

NeoFace」の認証の流れとしては、まずスマートフォンで撮影した画像データから人間の顔を検出。そして、クラウド上に登録された顔画像との照合を行います。その照合結果をユーザーシステムのアプリケーションへ通知するという仕組みです。

そんな「NeoFace」には2つのラインナップがあります。業務システムやサービスに顔認証システムを組み込むAPIを提供する「NeoFace Cloud 基本サービス」。そして、すぐに顔認証を利用開始できる専用アプリケーションや基盤機能をセットで提供する「NeoFace Cloudを活用したサービス」の2種類です。利用目的に応じて選択できるのは大きな魅力といえるでしょう。

 

●ソフトバンクが開発したAI検温ソリューション「SenseThunder(センス・サンダー)」

■ソフトバンクが開発したAI検温ソリューション「SenseThunder(センス・サンダー)」|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

(参照:体温検知・AI検温ソリューション | SenseThunder | ソフトバンク オフィシャルサイト)

マスクを着用したままでも検温できるシステムとして大きな注目を集めているのは、ソフトバンク株式会社が開発した「SenseThunder(センス・サンダー)」というAI検温ソリューションです。新型コロナウイルスの感染拡大防止対策として、イオンモールへの納入が発表されたことで大きな注目を集めました。

そんな「SenseThunder」の大きな特徴として挙げられるのは、AI顔認識技術と赤外線カメラを活用することで「マスクを着用している人の体温も測定できる」という点です。これまでは、マスクを外さなければ体温測定が行えないソリューションが一般的でした。そのため、マスクの着用が推奨されている昨今においても、検温のために一度マスクを外さなければならない状況だったわけです。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために検温を行うにもかかわらず、一度マスクを外さなければならないというのは、本末転倒と言わざるを得ないでしょう。その点、ソフトバンクが開発した「SenseThunder」であれば、マスクを着用したまま検温を行えるため、より高度な新型コロナウイルス対策が期待できるようになったのです。

具体的な仕組みとしては、AIを活用した独自の認証デバイスとサーモグラフィカメラを組み合わせることで、わずか0.5秒で個人認証と体温測定の両方を実行できるというもの。高精度かつスピーディーに検温が可能になったという点は、注目すべきポイントといえるのではないでしょうか。

 

●セキュリティゲートでマスクを外す必要がないAI顔認証システム「SAFR(セイファー)」

(参照:リアルネットワークス、AI顔認証SAFR™に新機能追加―マスク着用でも認証可能|PR TIMES)

20204月、シアトルに本社を置くリアルネットワークスは、顔認証ソフトウェアの「SAFR(セイファー)」に「マスク着用時でも顔認証を行える機能」が搭載されたことを発表しました。この機能が搭載されたことにより、セキュリティーゲートなどでマスクを外さなくても高い精度の個人認証が行えるようになったといいます。

この「SAFR(セイファー)」というソフトウェアは、認識精度99.8%という高い精度を誇る顔認証ソフトウェアであり、競合他社の3倍~5倍のスピードで処理を行えるという点も大きな魅力のひとつとして知られていました。また、SAFRは動画による顔認識も得意としており、100ミリ秒以内でライブフィード動画の中から顔を特定することができます。

さらに、肌の色の違いによる認識能力の差を評価するテストにおいても高い成績を残しており、それらの実績を踏まえた上でNTTドコモが5Gソリューションのひとつとして採用するなど、大きな注目を集めているのです。

そんなSAFRでは、これまでサングラスや帽子などの着用は問題なく認証されていたものの、マスクの着用には対応していませんでした。ただ、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、AI(ディープラーニング)を用いたアルゴリズムによってマスク着用時の顔認証を可能にしたのです。

その仕組みとしては、登録者がマスク着用の顔画像を登録することによって、セキュリティーゲートなどでマスクを外さずに認証され通過が可能になるというもの。もちろん、認証時とは異なるマスクを着用していても問題なく認証することができます。

マスクの着用が推奨される昨今において、マスクを外すことなくセキュリティー面を強化できるという点には、大きなメリットがあるといえるのではないでしょうか。

 

●台湾のサイバーリンクもマスク着用中のAI顔認証機能を追加

マスク着用中でも顔認証を可能とするAIの仕組みとは?|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

台湾に本社を置くサイバーリンクが提供しているAI顔認証ソフトウェア開発キット「FaceMeR)」も、20206月からマスク検出とマスク着用時の顔認識が可能となる新機能が追加されました。この機能が追加されたことにより、マスク着用有無の検出を行った上で、正確に顔を検出して人物特定することが可能になります。

また、2020年の第二四半期には、体表面温度の測定を行うサーマルカメラの統合や、映像内の人数カウント機能の追加なども予定されており、今後ますます利便性が向上していく予定です。

そんな「FaceMeR)」の大きな特徴としては、やはり高精度なアルゴリズムが備わっている点が挙げられるでしょう。アメリカ国立標準技術研究所(NIST)が行っている顔認証技術ベンチマークテストにおいては、世界でも上位にランクしています。

その技術は、もちろん新型コロナウイルス対策にも効果的であり、マスクを着用していない人を検出した上で警備員や関係者に通知を送信することが可能です。また、マスク着用中の顔認識機能によって、マスクを着用した状態で出退勤管理を行ったり、従業員の特定を行ったりすることもできます。そのため、さまざまな場所での「顔による非接触型の生体認証」を実現することができるのです。

マスクを着用した状態での顔認証が可能なのは、「FaceMeR)」に機械学習とディープニューラルネットワーク AI 技術が採用されているからに他なりません。これらの技術を用いることによって、高速(0.2秒以下)かつ高精度(本人識別率99.7%)に、顔認証を行うことができます。また、角度のついた顔であっても、広い認識範囲を実現できるのです。

 

●万引き防止AIカメラの活用で万引きを4割減少

ウェッジ株式会社(以下、ウェッジ)が提供しているAIカメラソリューションでは、自動防犯や自動見守り、自動監視を実現しています。これまでの防犯システムは、事件・事故が起こってから通報や対処が行われるのが一般的でした。そのため、現場に駆けつけたときにはすでに犯人が逃走してしまっているというケースも多かったのです。

また、最近のシステムに関しても、異変は通知されるものの自分で対処しなければならない構造になっているものが多く、「自動防犯」とまでは呼べないものが多いといいます。

その点、ウェッジが提供しているAIカメラソリューションは、五感に近い高度なセンシング機能が搭載されています。また、予知をスピーディーに行うAIも搭載しているため、不審な動きや異常な動きが見られた場合にリアルタイムで通知を行い、同時に対処まで行うことができるのです。まさに「能動的に危険を回避するAIカメラソリューション」といえるでしょう。

なお、ドラッグストアで行われた試験運用では、万引きを4割減少させることに成功しています。また、試験運用が行われたホームセンターにおいては、売り場面積の拡大に反して従業員が減少しており、万引きも増加してしまっていたそうです。そこで、危険であると検知した人物への声かけを行うようにしたことで、万引きの減少に成功したのです。このような形で防犯を行えることは、少人数で運営していく必要がある店舗などにとって大きなメリットといえるのではないでしょうか。

 

■顔認証技術を活用したアプリ

多くの人にとって欠かせないアイテムとなりつつあるスマートフォンでも、顔認証技術は活用されています。最近では顔認証技術を用いたアプリも多くなってきているほどです。ここからは、いくつか代表的なアプリをみていきましょう。

 

SNOW

snow

(参照:SNOWオフィシャルサイト)

顔認証技術を用いたアプリの中でも特に知名度が高いアプリのひとつです。SNOWでは、さまざまな顔認識スタンプで写真や動画を加工することができます。また、顔認識スタンプ以外にも音楽を流しながら動画を撮影する機能や、画像や動画に写っている顔にメイクを施す機能などが備わっています。写真に加工を施しているときに最も顔認証技術の高さを実感できますので、気になる方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

 

Snapchat

snapchat

(参照:Snapchatオフィシャルサイト)

Snapchatも、SNOWと同じく顔認証技術によって画像・動画の加工が行えるアプリです。たとえば、アプリの画面内で成人の顔を小さな子供の顔に変えてしまうフィルターや、性別を変えてしまうフィルターなどが備わっています。

SNOWとの大きな違いとしては、撮影した画像・動画を相手に送信した場合、その相手が写真・画像を見た直後に消えてしまうという機能が備わっている点が挙げられるでしょう。一度作成した画像・動画がインターネット上で拡散されてしまうケースも少なくないため、流出を気にせずに楽しみたい人にとっては魅力的な機能といえるでしょう。

 

●そっくりさん

そっくりさん

(参照:そっくりさんオフィシャルサイト)

「そっくりさん」は、AIや顔認証技術を利用して、有名人や芸能人の顔にどれくらい似ているのかを%で診断してもらうことができるアプリです。ただ、一枚の画像から一人の似ている人を診断するという仕組みではなく、画像の表情などによっても診断結果が異なるような仕組みになっています。

そのため、「笑ったときの顔はこの人に似ている」「怒った時の顔はこの人に似ている」「この角度から見たときはこの人に似ている」といったように、何度も診断を楽しむことができるわけです。

比較対象には、俳優、女優、アイドル、お笑い芸人、スポーツ選手、タレント、ミュージシャン、YouTuberなど、さまざまな分野から選択することができるので、ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。

 

■顔認証の製品・サービス一覧

●顔認証システム「AimeFace

株式会社アイメソフト・ジャパンが提供する「AimeFace」は、認識精度99*を達成した顔認証システムです。(*: データベースへの登録人数が100名までの場合。100名以上の場合は数によって精度が変わります。)

カメラで撮影された映像から顔の特徴点情報をリアルタイムで抽出し、当人を特定できます。また、マルチモーダルAIをベースにした顔登録機能も搭載されており、音声による顔登録が可能です。そのため、受付システムなどでリアルタイムの顔登録が可能になります。

 

AimeFaceの詳細を見る

 

●顔認識率99%以上のAIエンジン「Vareal Face Recognition

Vareal株式会社が提供する「Vareal Face Recognition」は、顔認識率99%以上という精度を誇るAIエンジンです。従来扱われていた人物の顔を認証するアルゴリズムから、各個人の輪郭や目の位置といったユニークな特徴を分類する認証に特化したアルゴリズムに変更したことで、対象人物のみを100%認証する驚異の認識率を実現しました。この高い認識率によって、確実にセキュリティを担保します。

また、大きな特徴として、認証機器に触れることなく入退室の管理が可能であることも挙げられるでしょう。機器に触れる必要がないため、新型コロナウィルス対策としても効果的です。

さらに、入退出の登録も簡単に行うことができ、鍵やカードキーの管理も不要です。オンラインで事前に顔写真を登録しておくことができるため、例えば民泊用マンションの玄関のスマートセキュリティシステムを実現できます。

 

Vareal Face Recognitionの詳細を見る

 

●顔認証を導入できる「MAL Face Recognition

VITALIFY Asiaが提供する「MAL Face Recognition」は、あらかじめ登録された顔データを元に、入力された顔画像をリアルタイムで照合・判別できるAIモデルを組み込んだソフトウェア開発キット(SDK)です。外部通信せずに高速に操作することができ、顔の登録時間は10秒ほど、顔の認証(判別)時間は1秒以内、そして認識精度は98%と、極めて高い精度を誇る点も大きな魅力といえるでしょう。

 

MAL Face Recognitionの詳細を見る

 

●顔認証や人の動きなどの画像AIIoTのセンサーデータを「Gravio Enterprise AI」エディション上で簡単に統合活用

アステリア株式会社が提供する「Gravio Enterprise AI」は、顔認証や人の動きなどの画像AIIoTのセンサーデータを簡単に統合活用することができるソリューションです。

グローバルで豊富な実績のある台湾Gorilla Technology社の顔認証・人の動き認識を実現するAI画像推論機能を搭載。登録済の人物検出・年齢層・性別などの「顔認識・特徴検知機能」や、不審なうろつきや入退室数カウントなどの「動き検知機能」を搭載しています。

また、複数のGravio Hub(エッジコンピューティングリソース)を管理、制御することもできます。ブロックチェーン機能を内蔵しており、監査ログの改ざん防止、悪意のあるアクションの起動などを抑止できるのも大きな特徴のひとつです。

 

Gravio Enterprise AIの詳細を見る

 

AI顔認証監視システム「VI-Checker

株式会社ヴィンクスが提供する「VI-Checker」は、顔認証と、それをトリガーとした自動化システムです。AIによる画像解析で、事前に登録されている人以外の顔を検知すると、その画像を保管し、自動で通知・対応します。また、動線のトレースを行うことにより、人物の追跡が行えるのも特徴のひとつです。

 

VI-Checkerの詳細を見る

 

●「FaceMeR)」ディープラーニングを使用したエッジデバイス向けのリアルタイムAI顔認識エンジン

サイバーリンク株式会社が提供している「FaceMeR)」は、ディープラーニングを使用したリアルタイムAI顔認識エンジンです。高速な認識速度と高い認識精度、そして広い認識範囲を、画像処理による最適化と最新のAIエンジンで実現しています。

WindowsLinuxAndroidiOS 用にデザインされているため、クロスプラットフォームでの開発に最適です。

 

FaceMe(R)の詳細を見る

 

●顔認証付きカードリーダー

●顔認証付きカードリーダー

(参照:顔認証付きカードリーダー – Panasonic)

パナソニックが提供している「顔認証付きカードリーダー」は、高齢者も見やすく使いやすい7インチ液晶によって、医療機関や薬局における受付オペレーションのスムーズな認証を支援します。

メガネやマスクをした状態でも認証できるため、認証する際の手間もかかりません。空港やテーマパーク、オフィスビルといったさまざまな業界で、110万人の認証を行っているパナソニックの顔認証技術だからこそ、高い精度を実現することができているわけです。

また、認証エラーによって受付スタッフの負担が増してしまう心配がないのも大きな魅力といえるでしょう。

 

■あなたにピッタリの顔認識AIをカオスマップで探す

今回は、顔認証技術の仕組みや事例について詳しくご紹介しました。顔認証技術には、セキュリティ強化やサービス向上、そして非接触による衛生面の向上といったさまざまなメリットが存在することがお分かりいただけたのではないでしょうか。

特に昨今は、少子高齢化に伴い人手不足が深刻化しているため、従業員の負担を増加させることなく、セキュリティ強化と業務効率化の両面を実現させる必要があります。その課題を解消する上で、まさに顔認証技術は重要な役割を果たす存在といえるでしょう。

なお、以下のページでは、顔認証AIの比較検討に役立つカオスマップをお配りしていますので、ぜひお気軽にご覧ください。

 

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