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AI-OCRってなに?特徴や活用事例についてわかりやすく解説!

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【2021年】AI-OCRってなに?特徴や活用事例についてわかりやすく解説!

第三次AIブームといわれる昨今、さまざまな企業が積極的にAI・人工知能のサービスを導入しています。その中でも特にOCR(文字認識)の市場が盛り上がりを見せているのをご存知でしょうか。

長時間労働が問題視されたことで「働き方改革」が進んでおり、今後はいかに業務効率を高められるかが企業の命運を分けると言っても過言ではありません。そのような中で、AI-OCRを活用して業務効率化につなげる企業が多くなってきているのです。

今回は、AI-OCRの特徴やメリットを解説するとともに、代表的なAI-OCR製品とその活用事例をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

■AI-OCRとは?

■AI-OCRとは?

OCRとは、Optical Character Recognitionの略で、日本語では「光学的文字認識」と呼ばれています。紙媒体に印刷された文字や手書きの文字などを読み取り、コンピューター上で利用可能な情報にデジタル化するツールです。紙媒体の文字情報を読み取る場合、デジタル情報に変換するわけですから、WordやExcelといったソフトでの編集も行えるようになるというメリットがあります。

このようなOCRですが、AIの技術を取り入れたAI-OCRになると、どのような特徴があるのでしょうか。その大きな特徴として挙げられるのは、「文字枠を設けなくても正確に読み取ることができる」という点です。

通常のOCRでも手書き文字を読み取ることは可能ですが、ルールから逸脱してしまうと読み取れなくなってしまうという弱点がありました。申込書などで一般的に用いられている「文字枠」の中にしっかりと文字を収めなければならなかったのです。

その点、AI-OCRは「機械学習」や「深層学習(ディープラーニング)」を行っていくため、あらかじめ決められたルールに則って文字を読み取るのではなく、過去に蓄積された学習データに基づいてルールを見出し、文字の読み取りを行っていきます。

そのため、人それぞれ特徴が異なる手書き文字であっても、特に文字枠を設けることなく正確に読み取ることができるわけです。当然、これを実現するためにはAIが学習するためのデータが必要になるわけですが、そのデータさえ蓄積していけば精度はどんどん高まっていくことになるため、長期的なメリットは極めて大きいといえるのではないでしょうか。

 

●AI-OCRの歴史

●AI-OCRの歴史

AI-OCRの歴史は1900年代初頭まで遡ります。OCR・文字認識技術は、1900年代初頭から世界で本格的に研究が開始され、1920年にはドイツで数字とアルファベットを読み取ることができるOCRが開発されました。ここで開発されたものが、初めて特許が出願されたOCR製品だったといいます。

当時は、読み取った情報をコンピュータで処理をするという仕組みではなく、画像を光電管で読み取り、必要な識別パターンを含んだテンプレートと比較することによってマッチング対象を判別するという「テンプレートマッチング方式」が採用されていました。

1950年代に入ると、読み取りや文字識別といったものの他に、コンピュータへのデータ入力を行うための研究も本格的に行われるようになります。1953年には、「Gismo」という製品が特許を取得し、この製品では英語のアルファベットのうち23文字を読み取ることができるようになったそうです。また、このGismoという製品では、単純な文字マッチングではない画像解析も行っており、数種類の書体を認識することもできました。

1960年代に入ると、文字の形を制限し、OCR用の特別なフォントを用いて文字認識の精度を高めていく研究が本格化します。1970年代中盤には、OCR用のフォントではないものや、手書き文字を認識できるようになりました。とはいえ、当時はまだすべての手書き文字を認識していたわけではなく、数字や記号のみが認識できている状況でした。

そして、1980年代に入ると、OCRが一般に普及され始めます。1950年代から市場には出始めていましたが、当時はハードウェアの価格が高かったため、一般に普及されることはありませんでした。1980年代から少しずつハードウェアの価格が下がり始めたことで、広く一般に普及するようになったのです。しかし、この時点でもまだ100%完璧な認識を行うことはできておらず、OCRで読み取ったものを目視で確認しなければなりませんでした。

1980年代以降は日本でのOCR導入も積極的に進められ、感じの文字認識技術も向上し始めます。また、低コスト化やソフト化が進んだことで、日本国内におけるOCR普及率も一気に高まっていきました。そして現在に至るまで、日々OCRの精度は向上し続けているわけですが、特に最近はAIを活用する形で飛躍的に精度が向上し始めています。

 

●AI-OCRのデメリット

AI-OCRを導入するメリットは数多く存在しますが、いくつかデメリットが存在するということも忘れてはなりません。最も大きなデメリットとして挙げられるのは、やはり「導入コストがかかってしまう」という点でしょう。

最近ではさまざまなAI-OCR製品が存在しているため、自社にマッチした製品を選ばなければ導入自体が失敗に終わってしまう可能性も否めません。そのため、自社の課題をしっかりと洗い出してから、最適な製品を検討していくことが大切になるでしょう。自社にマッチする製品を選ぶことができれば、人件費削減等の長期的なメリットが得られるので、デメリットとして捉える必要もなくなります。

 

■「AI-OCR」と「OCR」の違い

■「AI-OCR」と「OCR」の違い

AI-OCRの特徴やメリットなどはお分かりいただけたかと思いますが、そもそもOCRとはどのような違いがあるのでしょうか。その名前からも分かるように、「AIが活用されているかどうか」が最も大きなポイントとなるわけですが、AIを活用することで生まれる変化としては「識別率」と「柔軟性」の2点が挙げられます。

OCRで文字の認識を行う場合、ある程度決まったルールによって書かれた文字でなければなりませんでした。そのため、あらかじめフォーマットを用意し、決められた場所に文字を書いていくという方法で、文字の認識を行っていたのです。逆に、フォーマットが決められておらず、大きさがバラバラのメモ書きのような文字は、適切に読み取ることができませんでした。

その点、AI-OCRは、機械学習とディープラーニングによって、過去に読み取った文字の情報を学習していくため、非定型の文字情報も少しずつ読み取ることができるようになります。つまり、フリーフォーマットで大きさがバラバラのメモ書きでも、取引先ごとに伝票が異なる場合であっても、それぞれの項目をAIが柔軟に判断してデータ化できるのです。

特に日本語の場合は、漢字や平仮名、カタカナなどが入り混じっているため、OCRによる入力効率化が難しいとされていました。しかし、AIを活用することで、少しずつ過去の読み取り結果を学習していくため、経験に基づいた予測によって精度を高められるというわけです。これは、通常のOCRでは実現することのできない大きなメリットといえるでしょう。

 

■AI-OCRを用いた多言語で対応な製品(例、中国語・韓国語・タイ語・日本語・英語)

先ほどもご紹介したように、最近ではさまざまなAI-OCR製品が販売されています。そのため、自社の課題を明確にした上でAI-OCRを検討していくことが大切です。ここでは、他言語に対応しているAI-OCR製品をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

●テンプレートの代行作成「AIスキャンロボ(R)」

●テンプレートの代行作成「AIスキャンロボ(R)」

(参照:AI-OCR|進化するAIスキャンロボ)

ネットスマイル株式会社が提供している「AIスキャンロボ」は、トライアル月3万円〜という価格で利用することができるAI-OCR製品です。複雑なテーブルの読み取りを行える機能が搭載されているため、複雑な構造を持つテーブルであっても使い勝手の良いCSVとして出力することができます。また、簡単にテンプレートを作成できるインターフェイスが備わっているため、AI-OCRの利用経験が少ない人でも効率的に作業を進めることができるでしょう。

そして何より、AIが搭載されているため多種多様な帳票の読み取りを行えるという魅力があります。実際にAIスキャンロボを導入しているネスレ株式会社では、AI-OCRの導入によって処理時間を半減させることに成功させているそうです。ネスレでは、これまで「1つの発注書において出荷先は同じでも、製品によって帳合先が異なる」というケースがあり、それらの処理に時間を要してしまっていたといいます。しかし、AIが搭載されているからこそ、そのような状況にも柔軟に対応し、正確性を高めることができているというわけです。

ちなみに、AIスキャンロボでは日本語・英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語・タイ語の全5ヵ国語に対応しています。そのため、外国企業とのやり取りが多い企業でも安心して利用でいるでしょう。

 

●無料で利用可能「OCR Online」

●無料で利用可能「OCR Online」

(参照:Free Online OCR – PDFをWordまたはImage to Textに変換する)

「OCR Online」は、オンラインで使用することができる光学文字認識ソフトウェアです。中国語、日本語、韓国語を含む46の言語をサポートしており、さらに無料で利用できるという点は大きな魅力といえるでしょう。

機能も非常にシンプルで、PDFと画像(JPG、BMP、TIFF、GIF)からテキストを抽出し、編集可能に変換してくれるというものです。出力フォーマットは「Word」「Excel」「Text」の3種類なので、マーケティングに利用していくこともできるでしょう。なお、最大ファイルサイズは15MBとなっています。

 

●大量処理、多言語の帳票を扱う企業に最適「FlexiCapture」

●大量処理、多言語の帳票を扱う企業に最適「FlexiCapture」

(参照:自動化されたデータ入力と文書仕分け、分類 – ABBYY FlexiCapture)

ABBYYが提供している「FlexiCapture」は、クラウドでの利用が可能なAI-OCRです。オンプレミス・クラウドのいずれにも適用できるため、自社にとって最適な形で導入することができるでしょう。

そんな「FlexiCapture」の大きな特徴としては、モバイル機器から取り込まれた画像を自動的に改善していくABBYY独自の画像改善機能が搭載されていることが挙げられるでしょう。謄本や身分証明証、運搬の確認証といった、複雑な背景を伴う書類の処理作業には必要不可欠な機能といえます。AI-OCR処理を行う際に画像を自動で最適化し、もし画像品質が悪い場合には迅速にフィードバックを提供するという仕組みです。

また、日本語や中国語、英語、フランス語、スペイン語など、数多くの言語に対応していることも大きなメリットといえるでしょう。

 

■AI-OCRを用いた手書き書類のデータ化が可能な製品

AI-OCRの中には、手書き書類のデータ化が可能な製品も存在します。ここからは、手書き書類のデータ化が可能な製品をいくつかご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

●「AI-OCRらくスルー」

●「AI-OCRらくスルー」

(参照:AI-OCRらくスルー 手書き帳票データ化サービス | Daigasグループ関西ビジネスインフォメーション)

関西ビジネスインフォメーション株式会社が提供する「AI-OCRらくスルー」は、初期費用無料、月額料金3万円から利用することができるAI-OCRです。ディープラーニングによるAI機能によって、これまでの汎用型OCRでは読み取ることが難しかった手書き文字を高精度に読み取ることができます。その精度96.71%と極めて高く、他のAI-OCRよりも正確に読み取りを行える点は大きな魅力といえるでしょう。

また、直感的で使いやすい利用画面になっているため、初めてAI-OCRを利用する方でも安心して利用できるのが特徴です。AIに触れたことがない方の場合、「難しい設定をしなければならないのではないか」と不安になってしまうかもしれません。しかし、「AI-OCRらくスルー」は、いつも入力する手書き帳票のデータしたい箇所を最初に設定してしまえば、あとは自動的に読み取り作業が進みますので作業効率も高めやすいのです。

 

●手書き帳票データ化サービス「AIよみと~る」

●「AIよみと~る」

(参照:AIよみと~る|AI-OCRサービス|法人のお客さま|NTT東日本)

NTT東日本が提供している「AIよみと~る」は、手書き書類や帳票の文字読取を行い、データ化することができるAI-OCRサービスです。先ほどご紹介した「AI-OCRらくスルー」と同じく、96.71%という高い読み取り精度を誇るAI-OCRであり、クセのある字でも正確に読み取ることができます。

直感的で使いやすいブラウザベースの利用者画面が用意されていることも魅力のひとつです。そのため、ITの専門家がいない場合でも問題なく使いこなすことができるでしょう。無料で利用できる「読み取りデモ」も用意されていますので、どの程度の認識精度なのか確かめたいという場合には、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

 

●働きかた改革の救世主「アシロボAI-OCR」

●「アシロボ」

(参照:【公式】中小企業向けRPAツール|アシロボ(assirobo))

ディヴォートソリューション株式会社が提供しているRPA「アシロボ」では、フリートライアル期間が設けられています。また、アシロボは「月額5万円」という非常に低価格なRPAとなりますので、できる限りコストを抑えたいという企業にとっては特に検討の余地があるでしょう。

そんなアシロボの特徴としては、操作性が良く、経験の浅い現場担当者でも簡単に使用できるという点が挙げられるでしょう。プロダクトアウト(売り手目線)ではなく、あくまでもマーケットイン(買い手目線)で開発することにこだわって生まれたRPAであるため、現場担当者が一つひとつマニュアルを読み込まなくても手軽に使用することができるのです。

また、アシロボには無償導入サポートが設けられているのも大きな特徴です。「どの業務においてRPA化が可能なのか」といった相談から稼働まで、サポートスタッフがメールや電話、場合によっては導入先企業まで直接足を運びレクチャーする体制が整ってします。そのため、これまでRPAに触れたことがない企業であっても安心して導入に踏み切ることができるでしょう。さらに、少人数制で使い方や応用テクニックなどをレクチャーする「無償レクチャー会」も随時開催されているため、より高度な使い方を習得していくことも可能です。

こういったサポート体制の充実度は、アシロボの大きな特徴といえます。

 

●地方公共団体向け「NaNaTsu AI-OCR with DX Suite」

●「NaNaTsu Ai-OCR with DX Suite」

(参照:地方公共団体等向けサービス「NaNaTsu™ AI-OCR with DX Suite」を神戸市、下関市、氷見市等7団体に提供開始 | NTTデータ)

株式会社NTTデータが提供している「NaNaTsu AI-OCR with DX Suite」は、LGWAN-ASPを利用することができる地方公共団体向けのサービスです。LGWAN-ASPは、安全性が高いと言われている総合行政ネットワーク(LGWAN)を介して各種行政事務サービスを提供します。このサービスは、手書きで作成された申請書類を画像ファイルとしてスキャンし、総合行政ネットワーク(LGWAN)上で構築されたAI-OCRサービスにアップロードすることによってデジタル化できるというものです。

また、RPAツールとの組み合わせによって作業時間を大幅に削減できる点も、大きな魅力のひとつといえるでしょう。「NaNaTsu AI-OCR with DX Suite」を、「WinActor」や「WinDirector」といったRPAツールと組み合わせることで、申請書類の入力作業から基幹システムでの受付処理作業まで、一貫して自動化させることができます。

さらに「NaNaTsu AI-OCR with DX Suite」には、Webブラウザーで動作するという特徴もあります。そのため、地方公共団体などの施設ごとにオンプレミス型AI-OCRシステムを構築する必要がありません。スムーズに導入できるという点は、大きなメリットといえるのではないでしょうか。

 

AI-OCRのサービス比較と企業一覧を見る

 

■AI-OCRの製品比較

AI-OCR製品には、それぞれ異なる特徴やメリットがあります。ここからは、いくつか代表的な製品の特徴や活用事例などをご紹介していきますので、ぜひ比較する際の参考にしてみてください。

 

●最高のAI-OCRを「DX suite」

(参照:DX Suiteオフィシャルサイト | 最高のAI-OCRを。)

AI inside株式会社が提供しているAI-OCR「DX Suite」は、2019年3月に株式会社富士キメラ総研が刊行した市場調査レポートにおいて、AI-OCR市場シェア1位を獲得しました。この市場調査レポートによると、「DX Suite」は62.5%のシェアを占めているといいます。

「DX Suite」の特徴としては、手書きや活字、FAX、写真撮影した書類など、さまざまな書類を高精度でデジタルデータ化できるという点です。画像データの読み取りをする際に発生しがちな画像のズレを補正する機能も備わっているため、より高い精度で正確に文字データ化することができます。

また、AI-OCRの利用経験が少ない人でも簡単な操作で手軽に使用できる点も大きな特徴の一つといえるでしょう。クリック操作だけでOCRの設定やワークフローの設定など、すべてを行うことができるため、専門的な知識を持つ担当者がいなくても特に問題はありません。

そして、効率良く電子化を行い、分かりやすく仕分けができる点も大きな魅力の一つです。まとめてアップロードした書類は、すべて種類ごとに仕分けることができるため、必要な書類を探す手間も省けます。

 

●手書き書類をAIでデータ化「Tegaki」

(参照:Tegaki.aiオフィシャルサイト | 手書き書類をAIでデータ化)

株式会社Cogent Labs(コージェントラボ)が提供しているAI-OCR「Tegaki」は、独自OCRによる認識率99.22%を誇るサービスです。平仮名や片仮名、漢字、数字など、さまざまな手書き文字の認識が可能で、多言語や業界用語への拡張にも対応しています。もちろん、「Tegaki」にもAIが搭載されているため、データの処理を行いつつ学習していくことで、継続的な認識精度の向上が期待できるでしょう。

そんな「Tegaki」ですが、実際に導入したことで一定の成果を得られた企業も多く存在します。オーダースーツのECサービス「FABRIC TOKYO(ファブリック トウキョウ)」では、「Tegaki」を導入したことにより、月間180時間もの労働時間を削減することに成功したそうです。

FABRIC TOKYOの店舗には在庫もレジもなく、訪れたユーザーの採寸が業務の大半となっています。そのため、採寸メモが記載されている帳票を「Tegaki」で読み取ることで、さらなる業務効率化を図れるようになったのです。約99%という高い識字率ですから、採寸メモの文字を誤って認識してしまう可能性は、人間の手による作業で起こるミスの確率よりも低いと言えるでしょう。

また、「Tegaki」は自治体でも多く導入されています。その一例として挙げられるのが、京都府の舞鶴市です。舞鶴市では「便利な田舎暮らしができるまち」の実現を掲げており、地域独自の豊かな自然や文化を維持する一方で、IT、IoT(モノのインターネット)、AIなどの新たな技術を積極的に活用する方針を示しています。

そのような中で、同市では京都電子計算から「AI手書き文字認識サービス」の提供を受けて業務の効率化に取り組んでいるのですが、そのサービスには「Tegaki」が活用されています。

「AI手書き文字認識サービス」は、公共団体向けのAI-OCRサービスであり、Cogent LabsのAI-OCRサービス「Tegaki」に加え、補正・分割・確認・結合などの前後処理を担当する連携ツール群「Seisho」も提供しており、京都電子計算が地方公共団体向けに提供するLGWAN(総合行政ネットワーク)の基盤を組み合わせています。

IT技術の導入によって、舞鶴市は労働人口の減少や長時間労働の改善に向けた働き方改革に取り組むとしています。

 

●「スマートOCR」

(参照:smart OCR オフィシャルサイト)

株式会社インフォディオが提供しているAI-OCR「スマートOCR」は、独自の技術を搭載したOCRサービスです。インフォディオ独自のAI-OCR文字認識エンジンは、文字フォントや画質に応じた文字画像学習を行い、文字認識の精度を継続的に向上させます。

同じくインフォディオ独自の技術であるAIノイズ処理エンジンは、敵対的生成ネットワークを用いたノイズ除去エンジンであり、文書画像の影や歪みの処理、塗りつぶし文字の処理などが可能です。これらは特許出願済の技術であるため、スマートOCRならではのメリットと言えるでしょう。

そんなスマートOCRはさまざまな企業に導入されています。代表的な事例としては、株式会社 JTBマネジメントサービスが挙げられるでしょう。JTBマネジメントサービスでは2019年5月よりスマートOCRを導入しており、これまで2時間かかっていた仕事をわずか10分に短縮させることに成功しています。

JTBマネジメントサービスは、JTBグループ内の経理業務を一手に担っている企業であり、これまでの多大な事務負担をいかに軽減するかが大きな課題となっていたそうです。そのため、OCRの導入は、10年以上前から検討していたといいます。ただ、初めは「読み取り精度が低く、実用レベルではない」という認識から、なかなか導入には至っていなかったそうです。

とはいえ、文字を自動で読み取ってデータ化する」という発想は捨てがたかったため、その後も開発動向を注視し、ここ最近になってAI型のOCRが各社から登場したことから、比較検討の末に「スマートOCR」の導入に至ったといいます。

その結果、2時間かかっていた作業を10分に短縮するだけでなく、入力ミスも減少させることができるようになったそうです。また、チェック・修正の削減にもつなげることができ、業務の品質と効率が向上する好循環が生まれているといいます。

 

●AI-OCR「LAQOOT-ラクート-」

●LAQOOT

(参照:AI OCR「LAQOOT(ラクート)」)

Automagi社が提供しているLAQOOTは、活字だけでなく手書き文字であっても「理論上100%のデータ化精度」を実現しているAI-OCRです。一般的なAI-OCRはデータ化をした後に目視による確認が行われます。しかし、LAQOOTでは独自のプロセス(AI-OCR+ヒトによる判定、修正)によってAI-OCRのデータ化内容をチェックし、修正する作業までのデータを確認することができるため、利用者の手間を最大限削減することができるのです。

また、LAQOOTはクラウド型の提供方式であるため、AI-OCRが必要になったその日から利用できるという点も大きなメリットといえるでしょう。もちろん、24時間365日いつでも活用できるため、必要なときにLAQOOTへのアップロードを行えばすぐにデータ化をすることが可能です。

 

●業務自動化ソリューション「ReiWorQ AI-OCR」

●ReiWorQ AI-OCR

(参照:ReiWorQ(レイワーク)|RPA・AI-OCRを用いたスターティアレイズの業務自動化ソリューション)

スターティアレイズ社が提供しているReiWorQ AI-OCRは、「手書き書類をAI-OCRで読み取り、データ化する業務」をRPAによってさらに効率化できるのが特徴のAI-OCRです。ReiWorQ AI-OCRは、システムに慣れていない方でも簡単に操作可能なユーザーインターフェイスであることが大きな特徴で、手書き文書を手軽にデータ化することができます。
もちろんディープラーニングが搭載されているため、使用していくにつれて読み取り精度が向上されていき、乱筆文字でも正しく読み取ることができるようになります。

また、RPAとの組み合わせによって手書き書類を取り扱う業務の自動化を図ることも想定したツールであることも大きな特徴といえるでしょう。スターティアレイズ社では自社RPAツールもリリースしているため、そのRPAツールも併せて活用することで、データの入力業務まで自動化させることができるわけです。

これにより、人の手で行っていたデータ入力作業を大幅に減らすことができるため、よりコアな業務にリソースを集中させられるようになります。

 

●紙帳票業務自動化ソリューション「BPA2」

●紙帳票業務自動化ソリューション「BPA2」

(参照:BPA2|紙帳票業務をAIにより効率化を実現)

 

NDIソリューションズ社が提供する紙帳票業務自動化ソリューション「BPA2」は、AI画像認識技術を活用した「BPA(Business Process Automation)2」によって、紙帳票の仕分け作業を自動化することができるAI-OCRです。

AI-OCRのサポートだけでなく、連携するRPAなどのソリューションの構築や運用サポートなども提供しているため、これから紙帳票の業務全体を自動化させていきたいという企業にぴったりのサービスと言えるのではないでしょうか。

 

■OCRアプリも登場するなど、身近な存在になりつつある

■OCRアプリも登場するなど、身近な存在になりつつある

多くの企業に導入され始めているAI-OCRですが、最近はOCRのアプリなども登場し始めており、より身近な存在になってきています。ここからは、いくつか代表的なOCRアプリをみていきましょう。

 

●世界No.1制度といわれる「テキストスキャナー」

テキストスキャナーは、紹介文に「世界No.1の高速読み取り」「世界No.1の高精度」などと記載されており、高い精度での文字読み取りが大きな特徴となっているアプリです。手書き文字にも対応しているので、OCRの技術がどのようなものなのか実感したい場合に活用してみてはいかがでしょうか。ただ、アプリということもあり、企業などに導入されているOCRと比較すると読み取りの精度が落ちてしまう点は否めません。

 

●読み取った文章をWord形式で保存できる「Microsoft Office Lens」

Microsoft Office Lensは、Microsoft社が提供しているOCRアプリです。Microsoftが提供しているということもあり、読み取った文章をWord形式で保存できるのが大きな特徴となっています。文章をWord形式で保存し、そのままWordで編集を行うことができるのは、大きなメリットと言えるのではないでしょうか。

 

■無料のAI-OCRオンラインセミナーのご案内

■【無料】オンラインセミナーのご案内

(参照:NTT東日本主催『AI OCR』WEBセミナーのご案内【AI OCRによる効率化】 | 株式会社J.C.O.S)

AI-OCRへの注目度が高まっていることから、最近では無料のオンラインセミナーを開催している企業も多くなってきています。たとえばNTT東日本では、「AI OCRによる業務効率化の導入事例」「AI OCRの優位性や機能について」「AI OCR市場規模や今後の市場予測等」といったものを紹介する無料セミナーを開催しており、同時に講師による読取実演なども行っています。

また、先ほどご紹介した「スマートOCR」でも、定期的にオンラインセミナーが開催されています。スマートOCRの製品説明に加え、実際にデータを抽出するデモンストレーションも行っているので、スマートOCRの導入を検討する際は、一度参加されてみてはいかがでしょうか。

AI-OCRの導入経験がない企業の場合、AI-OCRに対して「使いこなすのが難しそう」「知識がないから業務効率化につなげられないのではないか」といった不安を抱いてしまうこともあるかもしれません。しかし、最近ではこういったセミナーも頻繁に開催されていますので、「紙業務の効率化を図りたい」「社内のペーパレス化を推進したい」「事務作業の負担を軽減したい」といった課題をお持ちの場合は、ぜひ参加を検討してみてください。

 

■AI-OCRの今後の展望

今回は、AI-OCRの特徴やメリット、活用事例などを詳しくご紹介しました。1900年代初頭から研究が続けられてきたOCRですが、最近はAIを活用することで高い精度を実現できるようになっており、業務効率化を図る上で欠かせないツールと言っても過言ではありません。

今後はAIの技術進化に伴い、さらに読み取りの精度は高まっていくことが予想されます。少子高齢化に伴う人手不足に備えてAI-0CRを活用し、業務効率化を図っていくためにも、ぜひこの機会にAI-OCRの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

AI-OCRのサービス比較と企業一覧を見る

 

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