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2020/11/17

オンライン試験の不正を検知するAI・人工知能の仕組みとは?

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オンライン試験の不正を検知するAI・人工知能の仕組みとは?|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

新型コロナウイルスの感染拡大により、オンラインで試験が行われることも多くなりました。しかし、オンライン試験では受験者を監視するのが難しいため、不正行為が行われるケースも少なくありません。

そのような中で、オンライン試験の不正を検知するAIに注目が集まっているのをご存知でしょうか。今回は、オンライン試験の不正を検知するAIの仕組みやメリットを詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

■オンライン試験の不正を検知するAI搭載型不正監視サービスが登場

■オンライン試験の不正を検知するAI搭載型不正監視サービスが登場|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

(参照:『Remote Testing AIアナリスト』(仮称)2020年10月5日より利用予約受付を開始 2020.10.5 | CBTなら株式会社イー・コミュニケーションズ)

NTT東日本とイー・コミュニケーションズは、2021年1月より、オンライン試験の不正関しサービス「Remote Testing AIアナリスト(仮称)」の提供を開始することを発表しました。2020年10月5日から事前予約受付が開始されています。

この「Remote Testing AIアナリスト(仮称)」は、AIを活用してオンライン試験のカンニングを防いだり、替玉受験を防止したりすることができる不正関しサービスです。サービスに導入されているAI解析エンジンは、NTT東日本とイー・コミュニケーションズが共同開発したもので、オンライン試験の映像を録画し、AIが自動で不正を検知するという仕組みです。不正の疑いがある動作を検知した場合には、該当箇所の映像を確認者に通知するという機能が備わっています。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、最近ではオンライン試験が新たな試験方法になりつつある状況です。しかし、これまでの試験とは異なり、受験者を監視するのが難しくなるため、カンニングなどの不正行為を見抜くことができないという課題が持ち上がっていました。

しかし、「Remote Testing AIアナリスト(仮称)」であれば、AIが人の目線や動きを自動解析できるため、不正行為の検知や防止につなげることができるのです。カンニング以外にも、試験開始後に受験者が交代する替え玉受験を防いだり、複数人での受験を防いだり、電話を用いて他人からアドバイスを得るのを防いだりと、さまざまな不正を検知することができるため、今後オンライン試験ではAIによる不正監視が一般的になっていくかもしれません。

 

■AIの活用によって時間とコストの削減も可能に

■AIの活用によって時間とコストの削減も可能に|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

(参照:セキュアな試験運用をリモートで実現する、AIを活用したオンライン試験監督システム「Check Point Z(仮)」の開発に関するお知らせ | 株式会社EduLab)

これまでの遠隔監視テストは、すべての試験中の動画を目視で確認しなければなりませんでした。そのため、すべての受験者の動画を確認するのに膨大な時間を要してしまっていたのです。

しかし、動画の確認という作業をAIに代行させることによって、大幅な作業時間短縮を実現できるようになります。また、人件費のコスト削減にもつなげることができるため、効率化という面でも大きなメリットがあるわけです。

もちろん、AIによる判定だけでは不安な場合には、AIが異常と判断した部分のみを人間がチェックしていくという体制を整えることもできます。この「二重チェック」の体制であれば、動画確認の時間を削減しつつ、判定の精度を高めていくことも可能です。

ちなみに、AIを活用した試験監視システムは非常に大きな注目を集めている分野であり、さまざまな企業がサービスを開発しています。たとえば、教育スタートアップのEduLabでは、受験者の目線の動きを追う「アイトラッキング」などの技術を活用したオンライン試験監視システム「Check Point Z」を開発しました。このシステムは、大学や資格試験団体といった、頻繁にテストを実施している団体との連携も検討されており、今後よりさまざまなオンライン試験で導入されていく可能性が高いシステムといえます。

もちろんこれ以外にも、AIを活用した試験監視システムは今後さまざまな企業で開発される可能性があるため、オンライン試験の受験環境も少しずつ整備されていくのではないでしょうか。

 

■人数判定機能やカンニング検知機能を備えた「Remoty AI+」

■人数判定機能やカンニング検知機能を備えた「Remoty AI+」|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

(参照:【プレスリリース】(株)CBTソリューションズが(株)ユーザーローカルと共同開発 AIによるリモートテストシステム「Remoty AI+」を発表 | CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者ポータルサイト)

株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズが開発・提供しているオンライン試験実施システム「Remoty AI+」にも、不正行為を検知するためのさまざまな機能が備わっています。

「替え玉禁止機能」では、受験者が同一人物であるかどうかをAIが判定し、最後まで人が入れ替わることなく受験しているかどうかを検知することが可能です。

また、「人数判定機能」では、画面内に複数の人物が映った際にAIが検知します。ただ、場合によっては教室等を利用して複数人が映り込むケースも考えられますので、複数人での受験を許容する場合には、この値を無視することも可能です。

さらに、「Remoty AI+」の特徴的な機能としては、受験者を一斉サムネイル表示して、複数の受験者を同時に監視することができる機能が挙げられるでしょう。受験者を一人ひとり監視していくのは決して効率的とはいえません。そのため、サムネイル表示によって複数の受験者を監視できる機能は、監視者の負担軽減や業務効率化といった点でも大きなメリットがあるといえるのではないでしょうか。

なお、「Remoty AI+」はオンライン試験実施システムであるため、問題の登録・編集・管理といった機能も備わっており、Web出題(択一、択多、穴埋め、記述、セット問題)などにも対応することができます。さらに自動採点機能も備わっていますので、セキュリティ強化だけでなく業務効率化という点でも大きなメリットがあるのです。

 

■AI・人工知能がオンライン試験の環境整備に貢献

今回は、オンライン試験の不正を検知するAIの仕組みについて詳しくご紹介しました。冒頭でもご紹介したように、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、今後はさらにオンライン試験の需要は高まっていくことが予想されます。そのような中で、カンニング行為や替え玉受験といった不正への対策が進んでいかなければ、試験によって正当な評価を下すこともできなくなってしまう可能性があるのです。

それは、真っ当な努力を重ねた上で試験を受けている受験者に大きな被害を与えることになってしまいます。そのような事態を避け、より多くの人が安心してオンライン試験を受けられるようにするためにも、AIの活用による不正検知は重要な役割を果たすといえるのではないでしょうか。

そんな不正監視システムは、今後もさまざまな企業によって新たな開発が行われ、技術も向上されていくことが予想されます。どのような技術でオンライン試験の環境が整備されていくのか、ますます目が離せません。

 

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