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最終更新日:2020/2/14

「金融×AI」、資産運用はAIにお任せ?ロボアドバイザーが投資をアドバイス

  • 編集部記事

「金融×AI」、資産運用はAIにお任せ?ロボアドバイザーが投資をアドバイス|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

年金などの社会保障に不安の残る昨今、資産運用に関心をもつ人が増えています。そんな中、年齢や資産状況などの簡単な質問に答えるだけで、最適な投資プランを提示してくれるロボアドバイザーが拡大しています。今回は、初心者でも気軽に始められる投資をアドバイスしてくれるAIアドバイザーの事例をまとめました。

■ロボアドバイザーは大きく分けて2種類

ロボアドバイザーとは、Webサイトやアプリ上で簡単な質問に答えるとAIがユーザーのリスク許容度を判断し、投資プランを提示してくれるというものです。米国のスタートアップが開始したサービスが大手金融機関にも普及し、日本でもフィンテック系のスタートアップのほか、マネックス証券や楽天証券といったネット証券が取り入れています。ロボアドバイザーには大きく分けて2種類あります。1つ目は自分の投資スタンスや運用方針にぴったりの投資プランの診断、運用シミュレーションを行ってくれるというもの。そして2つ目は、AIが提示した投資プランに沿って、運用までお任せできるというものです。

1つ目のロボアドバイザーの場合、入力した条件に基づく最適な商品が提案されます。数多く存在する金融商品の中から、自身に合った商品を探し出していくのは決して簡単なことではありません。何より、自分に合う金融商品を探し出すには膨大な時間と労力を消費してしまいます。ロボアドバイザーによってその時間や労力の消費を軽減できるのは大きなメリットといえるでしょう。なお、アドバイスのみの場合無料で利用できるサービスもありますが、運用までお任せするタイプだと年1%ほどの費用がかかります。

2つ目のロボアドバイザーの場合は、投資家の指定した条件に沿って投資商品の購入を行います。この際、購入する商品の配分も行われるのが特徴的です。AIが運用まで自動的に行ってくれるタイプは「何にどうやって投資すればいいか分からない」という初心者には心強い味方になりますが、「運用コストはできるだけ抑えたい」という投資の中上級者には、コスト面がネックになるとも言われています。

 

■ロボアドバイザーの2大ブランド、「WealthNavi」と「THEO」

プロとAIがいる、おまかせ資産運用「THEO」|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

参照:THEO

日本のロボアドバイザーで2大ブランドとなっているのが、「WealthNavi(ウェルスナビ)」と「THEO(テオ)」です。どちらも、運用まで完全にお任せするタイプです。

お金のデザインが運用する「THEO(テオ)」は、必要金額が毎月1万円からと敷居が低く、初心者でも取り組みやすいのが特徴です。

一方、ノーベル賞受賞者が提唱する理論によるアルゴリズムを利用した「WealthNavi(ウェルスナビ)」は開始時にまず10万円の入金が必要で、ある程度投資経験があり、資産に余裕をもつ層が対象です。

「THEO」は2018年5月、「THEO AIアシスト」という機能が実装されました。「THEO AIアシスト」では、投資対象の各銘柄もしくは資産クラスが一定期間後に、一定水準を超えて下落するかどうかを、AIが判断します。判断根拠はThomson Reuters MarketPsych Indices (TRMI)と市場データをもとにしています。もし下落が予想される場合は、ポートフォリオの最適化条件をより保守的にし、資産の保全を図ります。資産全体の下落リスクの抑制が図られたことで、ユーザーはより安心してロボアドバイザーに資産運用を任せられるようになったとのことです。

(参照:THEO「「THEO AIアシスト」とは」

 

■金融×AI……ロボアドバイザーのテーマ投資:「FOLIO(フォリオ)」

金融×AI……ロボアドバイザーのテーマ投資:「FOLIO(フォリオ)」|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

「FOLIO(フォリオ)」は、約10年ぶりに誕生したオンライン証券会社です。FOLIOの面白い点は、「寿司」「VR(仮想現実)」「コスプレ」「京都」「アンチエイジング」「人工知能」など、将来有望だと思うテーマを選んで投資する点です。それぞれのテーマはプロが選定した10社の企業で構成されており、10万円から投資できます。

ポートフォリオのバランスを適切に保つため、ロボアドバイザーが定期的に「リバランス」(銘柄・保有比率の見直し)をアドバイスしてくれます。国際分散投資を対象とするロボアドバイザーが多い中、国内の有望企業を対象とするサービスは特徴的といえます。株式市場では、セクター買い・テーマ買いという投資手法が存在していましたが、これを楽しく、わかりやすくしたのがFOLIOとも言えます。

2018年1月には、WEB接客やチャットボットでもおなじみのコミュニケーションアプリLINEと資本業務提携を締結。LINE上でFOLIOのテーマ投資を可能にするとのこと。ネットショッピングをする感覚でロボアドバイザー投資ができるFOLIOと、若年層のユーザーが多いLINEの協業は、高いシナジー効果が見込めると考えられます。

(参照:FOLIO「LINEとFOLIO、資本業務提携を締結」

 

■ロボアドバイザーで資産運用する際の注意点

これまで資産運用に高いハードルを感じていた方でも、「ロボアドバイザーのサービスを利用すれば資産運用を始められそう」というイメージが湧いたかもしれません。しかし、ロボアドバイザーで資産運用する際にはいくつか注意しておかなければならない点もあります。それは、あくまでもロボアドバイザーは長期投資を前提とした資産運用のスタイルであるという点です。言い換えれば、短期的に見た場合には損失が生まれる可能性もあるということですので、短期的な利益を求めている方にとっては、リスクが高いと言えるでしょう。逆に、毎月一定の金額を積み立てていき、価格が下がった場面では買い増ししていくというスタンスでいたほうが、長期的なプラス収支が見込めます。

 

■自身で情報収集を行いつつロボアドバイザーを活用しよう

金融×AIは自身で情報収集を行いつつロボアドバイザーを活用|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

ロボアドバイザーには、投資プランの診断、運用シミュレーションを行ってくれるものや、運用まで任せられるサービスが存在することがお分かりいただけたでしょう。詳細を知ることによって、資産運用をより身近に感じられた方も多いのではないでしょうか。しかし、ロボアドバイザーに運用を任せれば絶対に失敗しないというわけではありません。自分自身で投資関連の情報を収集したり、資産運用の知識を補充したりすることも極めて重要です。

より有効にロボアドバイザーを活用するためには、やはり多くの知識を備えているに越したことはありません。それぞれのロボアドバイザーには異なる特徴やメリットがあります。自身の資産運用を手助けするサービスと捉えた上で、自分に最適なロボアドバイザーを比較検討していってみてはいかがでしょうか。

 

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