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最終更新日:2020/7/28

最初のブームは1950年代!?AI・人工知能の歴史を詳しく解説

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最初のブームは1950年代!?AI・人工知能の歴史を詳しく解説|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

近年、AI・人工知能への注目度は非常に高くなっており、さまざまなメディアでも取り上げられています。そのため、あまりAIというものを理解していない人でも「AI=便利なもの」といったレベルで認識しているのではないでしょうか。

ここ数年で大きな注目を集めるようになったため、AI・人工知能の歴史は浅いと思われがちですが、実はAI・人工知能には長い歴史があり、現在に至るまでにさまざまな出来事が起きているのです。そこで今回は、AI・人工知能の歴史について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

■初めてAIという言葉が使われたのは60年以上前

■初めてAIという言葉が使われたのは60年以上前|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

AIという言葉が広く認識され始めたのはここ数年であるため、AI(Artificial Intelligence)という言葉は最近生まれたものだと思われている方も多いのではないでしょうか。しかし、実はAIという言葉自体は60年以上前に誕生していたといわれています。1956年にアメリカ東部の都市ダートマスで行われた「ダートマス会議」というワークショップで初めて、人間のように考える機械のことを「AI(人工知能)」と呼ぶようになったのです。

このワークショップによって、AI・人工知能という概念が科学の分野として認識されるようになりました。そのため、AIの歴史を語る上で「ダートマス会議」は欠かせない出来事といえるでしょう。

ちなみに、現在に至るまでの間にAIブームは3度あったといわれており、その第1次ブームに当たるのがこの「ダートマス会議」が行われた時期です。第1次AIブームでは、「AI・人工知能は実現できる」という比較的楽観的な考えのもとで、推論と探索の研究が数多く行われました。

推論というのは、記号を用いて人間の思考過程を表現する試みのことです。そして探索は、解き方のパターンを分類し、目的となる条件を探すプロセスを指します。少しわかりにくいかもしれませんが、迷路を解くときをイメージすればわかりやすいでしょう。

基本的に人間は迷路を解くときに指やペンなどで道を指しながらゴールを目指していきます。一方のコンピューターは、分かれ道に差し掛かったときに「右に進んだ場合」と「左に進んだ場合」の2つを分類するわけです。コンピューターはこういった分類を得意としているため、分類を繰り返して答えを見つけ出すことができるのです。

この技術によって、人間では時間がかかってしまうようなパターン分けの作業も、よりスピーディーに行うことができるようになりました。囲碁や将棋、チェスといったボードゲームに用いられているAIは、この探索技術が用いられているというわけです。

ただ、この第1次AIブームで実現された技術は、あくまでも決められたルールの中で最善の答えを導き出すものにしか過ぎません。そのため、私たちの生活で直面する問題を解決に導いてくれる技術ではありませんでした。その結果、AIに対しての期待感は少しずつ薄まっていったのです。

 

■第2次AIブームではコンピューターに知識が組み込まれる

■第2次AIブームではコンピューターに知識が組み込まれる|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

第1次AIブームが去った1970年代から10年ほどが経過した1980年代に、AIは再び勢いを増していきます。それが第2次AIブームです。この第2次AIブームでは、コンピューターに「知識」を入れるための研究が進められました。

たとえば、コンピューターに法律家の代わりをしてもらうために、法律に関する知識を組み込んでいくということです。このようなかたちでコンピューターに知識を組み込むことによって、ユーザーは法律に関する情報を簡単に得られるようになります。そのため、第1次AIブームで実現された「決められたルールの中から次の一手を探す」という作業よりも、より可能性の広がる作業を行えるようになったのです。

そして、専門分野の知識を組み込んだプログラムの「エキスパートシステム」というものが大きな注目を集めました。コンピューターに専門的な知識を入れることで、「○○○」という条件が揃えば「×××」という答えを示すようにプログラミングしていきます。こういった条件式を作っていくことで、適切な回答を行う専門家のような役割をコンピューターが担えるようになりました。

実際に医療や生産、金融、人事、会計といったさまざまな分野で「エキスパートシステム」は作成され、1980年代に存在していた大企業の約3分の2は日常業務にこのシステムを活用していたといいます。このような点からも、AIブームが起きていたということがお分かりいただけるのではないでしょうか。

ただ、このエキスパートシステムも決して完璧なものではありませんでした。曖昧な事例に対しては、適切に判断することが難しかったからです。たとえば、医師の代わりにエキスパートシステムが回答しようとしても、「なんか体がだるい」といった曖昧な表現に対して、適切な回答を示すことはできません。「だるい」という曖昧な表現が具体的にどのような意味を持つのか、このシステムでは判断することができなかったわけです。

私たち人間からすれば、このような表現は当たり前に理解することができますが、当時のAI技術では理解することが非常に難しかったため、結果的に「理想的なAIを実現するのはまだ難しいだろう」という結論でAIブームも去っていくことになりました。

 

■第3次AIブームでは機械学習が登場

■第3次AIブームでは機械学習が登場|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

そして現在迎えているのが第3次AIブームです。このブームを呼ぶきっかけとなったのは、他でもなく「機械学習」でしょう。機械学習とは、AIが自ら学習していく仕組みのことです。

過去のデータを読み込ませることによってAIが学習し、そのデータに基づいた上での予測を行っていくことが可能になりました。そして、この機械学習に加えて、コンピューターがデータから特徴量を自動的に抽出できる「ディープラーニング(深層学習)」という技術も実用化されるようになり、より高い技術力を発揮できるようになったのです。

たとえば、これまでリンゴを認識させるためには、「赤い」「丸い」といった特徴を人間が教えなければなりませんでした。しかし、ディープラーニングであればコンピューターが自動的に特徴を分類した上で、人間では識別できない特徴のかたまりを形成できるようになったのです。人間が1からリンゴの特徴を教えなくても機械が自らリンゴの特徴を捉えられるようになったことは、大きな進歩といえるでしょう。

 

■AI・人工知能は今後も進化を続ける

■AI・人工知能は今後も進化を続ける|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

今回は、AI・人工知能の歴史について詳しくご紹介しました。AI・人工知能の歴史は意外と古いことがお分かりいただけたのではないでしょうか。現在は第3次AIブームが訪れているわけですが、AIの技術はまだ発展途上であり、今後さらに進化していく可能性も十分に考えられます。

現状のAI技術にどのような課題があり、またどのような可能性が秘められているのかを詳しく理解するためにも、ぜひ今回ご紹介した歴史を参考にしてみてください。

 

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