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最終更新日:2020/6/12

【建設×AI】建設業へのAI導入によって人間の仕事はなくなる?

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【建設×AI】建設業へのAI導入によって人間の仕事はなくなる?|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

AI技術の発展によって、さまざまな業界でAIを活用する動きが加速しています。私たちの日常生活においてもAIと触れ合う機会は増加しており、ますます身近な存在になりつつあるといえるでしょう。

そんな、身近な存在になりつつあるAIですが、最近では建設業界においても導入されるケースが多くなってきています。建設業にAIを導入した場合、どのような形で業務効率化が進んでいくのでしょうか。また、AIの導入によって人間の仕事がなくなる可能性はあるのでしょうか。今回は、これらの点について詳しくみていきましょう。

■建設における単純作業を自動化するAIの仕組み

■建設における単純作業を自動化するAIの仕組み|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

AIは「単純作業の高速化」という点では、人間よりも遥かに高いパフォーマンスを実現することができます。膨大なデータを分析し、予測する作業などは、まさにAIが得意とする作業のひとつといえるでしょう。最近は、そのAIを活用して、建設の業務効率化を図るケースが多くなってきています。その代表的な事例として、竹中工務店が開発した「3つのAI」が挙げられるでしょう。

竹中工務店は、将棋AIの開発を行ったことで知られているHEROZ(ヒーローズ)株式会社と共同で、「リサーチAI」「構造計画AI」「部材設計AI」という3つのAIを開発しました。これら3つのAIを設計段階に応じて使い分けることにより、構造設計に関連する単純作業を7割程度削減することができるようになるといいます。

これらのAIを開発するにあたり、竹中工務店が最初に取り組んだのは、社内に蓄積された膨大な量のデータを整理する作業です。同社が運用している構造設計システムで設計した約400のプロジェクトや、25万部材の情報をデータベース化。そして、その中から進行中の案件と類似している事例を簡単に引き出せる仕組みのAIとして開発されたのが「リサーチAI」というわけです。

こういった形でAIを活用し、単純作業を自動化させることにより、約7割もの業務削減に成功しています。まさに、建設においてAIを有効活用できている事例といえるでしょう。

(参照:あの超高層を手掛けた構造設計のエースが開発中、竹中工務店の「使えるAI」 | 日経クロステック(xTECH))

 

■AIは建設業界の人材不足問題を解決に導く

■AIは建設業界の人材不足問題を解決に導く|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

近年はさまざまな業界で人手不足が深刻化していますが、それは建設業界も例外ではありません。ここ数年は、東京オリンピックやリニア新幹線、橋・道路といった大型インフラの補修工事などがあったため、建設業界においては好景気が続いています。しかしその反面、人材は不足しており、少しずつ高齢化も進んでしまっている状況です。

また、人材不足は技術者不足にも直結してしまうため、技術者や資格保有者の減少によって、工事自体を受注できなくなってしまう企業や、仕事はあるものの事業縮小せざるを得ない状況に陥る企業なども増えています。そのため、最近は人手不足という課題を「AIの活用」によって補おうとする企業が多くなってきているのです。

AIを活用した場合、単純作業の自動化を実現できるため、人材不足の解消につなげることができます。ただ、AIを導入するメリットはそれだけではありません。AIは、安全性を向上させるための手段としても活用することができるため、より働きやすい環境の実現にもつなげることができるのです。

さらに、現場作業をAIやロボットに任せるという使い方をすることもできるでしょう。その場合、現場以外の仕事を増やすことができるようになるため、これまで建設業において少なかった女性の従業員を増加させるきっかになるかもしれません。

 

■AIは人間の仕事を奪う?

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このように、AIは業務効率化という点において大きなメリットがあるわけですが、多くの業務を自動化できるという点から、「人間の仕事まで奪われてしまうのではないか?」といった疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、結論からいえば、AIが完全に人間の仕事を奪ってしまう可能性は極めて低いといえるでしょう。なぜなら、AIにも苦手な分野が存在するからです。

先ほどもご紹介したように、AIは膨大なデータを分析し、予測する作業などを得意とします。ここでいう「予測」とは、あくまでも学習したデータの中から、理論的に結論を導き出すことであり、想像を膨らませるわけではありません。そのため、我々人間が得意とする「創造力(クリエイティビティ)が求められる作業」に関しては、AIにとって苦手な分野に該当するのです。

もちろん、AIの技術はいまも進歩を続けていますので、今後も苦手な分野であり続けると断言することはできません。しかし、現段階で意思を持っているAIは存在しておらず、そのようなAIが開発される見込みも薄いため、創造力が求められる作業をAIに奪われる可能性は低いといえるでしょう。

 

■建設業界でのAI活用事例

■建設業界でのAI活用事例|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

竹中工務店以外にも、AIを活用している企業は多く存在しますので、いくつか代表的なAI活用例をみていきましょう。

 

・建設業界でのAI活用事例1:大成建設

大成建設では、建設機械の自律走行をサポートする制御システムの開発を行っています。また、作業員との接触を防止するための検知システムも導入することで、より安全性を高めることに成功しているそうです。その仕組みとしては、建設機械にセンサーを設置してベテラン作業員の作業情報を収集し、AIを活用した画像データから人や障害物の検知を行うというものになっています。

 

・建設業界でのAI活用事例2:鹿島建設

鹿島建設では、ロボットの活用により、単純な繰り返し作業や負担の大きい作業などを自動化しています。ロボットを導入したことにより、これまで人間では不可能だった下方からの上向溶接が可能になり、溶接の品質と性能が大幅に向上されたそうです。また、工程の短縮も実現でき、従業員一人ひとりの負担軽減と業務効率化にも成功しています。今後はAIを活用した溶接ロボットのオペレーター育成・訓練を実践し、全体的な施工システムの構築を図っていくそうです。

 

■AIを適切に活用するための「知識」が企業の将来を左右する

好景気でありながら人手不足が深刻化している建設業界において、AIは極めて重要な役割を担っていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。より効果的にAIを活用するためには、AIの知識が最低限必要になります。AIの活用によって生産性向上を図るためにも、ぜひこの機会にAIの知識を養ってみてはいかがでしょうか。

 

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