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AI・人工知能サービス

2020/2/13

PoC(概念実証)で期待できる効果と導入費用

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PoC(概念実証)で期待できる効果と導入費用|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

近年、AI・人工知能を活用したビジネス(サービス)が多くの注目を集めており、私たちの日常生活にも溶け込み始めています。「何気なく利用したサービスにも、実はAIが使われていた」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

しかし、多くの企業がAIを適切な形で有効に活用できているかというと、決してそうではありません。むしろ、せっかくコストをかけてAIを導入したにもかかわらず、適切な形で活用することができずに失敗してしまったという事例も少なくないのです。

そういった失敗を未然に防ぐためには、PoC(概念実証)によってAI導入後の成果を予測していくことが大切になります。今回は、このPoC(概念実証)を導入することで期待できる効果と、具体的な導入費用などをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

■そもそもPoCって何?

■そもそもPoCって何?|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

PoCの効果や費用について紹介する前に、まずはPoCの基本的な知識から押さえていきましょう。PoCとは「Proof of Concept」を略した言葉であり、日本語では「概念実証」という意味を持ちます。最近では「実証実験」という言葉が使われることもありますが、基本的にはこちらも概念実証と同じ意味であると考えて問題ありません。

そんなPoCは、特にIT業界で実施されることが多いです。企業が導入するシステムは億単位に上ることもあるため、「いざシステムを導入したら想定していたものとは違った」といった事態を避けなければならないからです。そのため、IoTやAIといった新たな領域のシステム開発を行う際には、PoCの実施が重要になります。

ではPoCで実際に検証されるのはどのような点なのかというと、基本的には以下のような項目の検証を行います。

 

・PoCで実現性を確認

理想的なシステムの開発案が浮かんだとしても、そのシステムが技術的に可能であるとは限りません。実際にシステムを作成し、作動させなければわからないこともあります。また、プロジェクトが大規模なものになるにつれて想定外のトラブルが起こる可能性も高まりますので、そのような事態を防ぐためにPoCで実現性を確認するわけです。その一例としては、「IoTセンサーが実際の環境下でも想定どおりデータ収集できるか」「実際の環境においても電波がしっかりと届くか」といった点の検証が挙げられます。

 

・PoCで効果とコスト(費用)を検証

どれだけ優秀なシステムであっても、そのシステムで得られる効果に見合わない膨大な費用がかかってしまっては意味がありません。自社の規模や予算を踏まえた上で、費用対効果をしっかりと見極めることが大切になるのです。そのために必要となるのが、現場に近い環境で、期待通りの効果が得られているかどうかを確認する作業です。
その一例として、無人店舗運営における「レジの自動化を行った場合の費用対効果検証」などが挙げられるでしょう。当然、この検証によって期待通りの効果が得られなければ、導入の見送りも検討していく必要があります。
また、PoCを実施する前の段階でも一度「このシステムで十分な費用対効果は得られるのか」を確認していくようにしましょう。時間をかけて他の項目の検証を先に実施しても、費用対効果が取れないと分かれば、それまでの検証が無駄になってしまう可能性が高いからです。そのため、システムを導入する最終的な目的は「費用対効果の達成」というポイントであることを肝に念じておきましょう。

 

・PoCで具体性を検証

具体性の検証とは、システムを使用する際に必要となるものは何なのかを見極めていく作業のことです。たとえば、データ分析システムの導入を検討している場合、「どの位置にどのボタンが必要か」「仮データを使用した分析結果はどのようになるか」といったものが実施されます。
この検証は、基本的には「実現性」と「コスト(費用)」の検証が終わった後に行われるものです。できる限り、実際にシステムを使用する人を巻き込んで検証を行っていくことが大切になります。現場と関わりが少ない人だけでPoCを進めてしまうと、現実的ではないシステムが出来上がってしまう可能性もありますので、しっかりと現場の声を聞きながらPoCを進めていくようにしましょう。

 

■PoCを実施する上で大切なポイント

■PoCを実施する上で大切なポイント|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

PoCの実施項目についてご紹介しましたが、その際には以下のようなポイントに注意して進めていくことが大切です。

 

・スモールスタートで始めてリスク管理する

何事においても言えることですが、PoCにおいてもまずは小規模でスタートさせていくことが大切になります。いきなり大規模でスタートしてしまうと、仮にシステムの有効性が確認できなかった場合の損失が大きくなるからです。たとえば、IoTとの連携機能を持つデータ収集システムを開発していく場合、まずは「センサー」「LPWA」といった環境だけ準備し、事務所内で小規模なPoCを行っていく形でも問題ありません。初めから実装してPoCを行うとなると、失敗した場合に再度挑戦する日を調整していくことが困難になります。
そこに大きな労力を割くことは合理的とはいえませんので、小さな目標をひとつずつ達成していくようにしましょう。

 

・PoCが「目的」にならないようにする

PoCは、あくまでも「そのシステムが投資に値するかどうか」を判断することが目的です。しかし、PoCを続けていくうちに当初の目的を見失ってしまうケースも少なくありません。目的を見失っている状態では、適切な状況判断を下せなくなってしまう可能性も高まりますので、「投資判断」がPoCの目的であることをしっかりと肝に命じた上で、検証に取り組んでいくようにしましょう。

 

■業務効率化とコスト削減を念頭にPoCを実施しよう

今回は、PoCで得られる効果や仕組み、費用などについてご紹介してきました。先ほどもご説明した通り、あくまでもPoCの目的は「投資判断」です。PoC自体が目的になってしまうと、本来とは異なる方向に向かっていってしまう可能性もありますので、本来の目的を念頭に置いた上で取り組んでいくようにしましょう。

また、PoCはできる限り現場に近い環境で実施していくことが大切です。それは「PoCに関わる人」にも言えることで、実際にシステムを使用していく人がプロジェクトに関わらなければ、現場の課題を解決していくことも難しくなります。現場の業務効率化を図るためにシステムを導入するわけですから、可能な限り現場の人員も巻き込んでいくようにしましょう。

 

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