AIsmiley編集部が作成したAI・人工知能トレンドマガジン

業態業種別-AIの導入活用事例-

2018/10/22

AI女子高生チャットボット「りんな」をビジネスに活用してみた

  • アパレル・ファッション
  • 小売業
  • IT・情報・通信
  • チャットボット
  • 行政・官公庁・地方自治体

AI女子高生チャットボット「りんな」をビジネスに活用してみた:Microsoftロゴ|チャットボットやWeb接客・RPA等のAI・人口知能製品・サービスの比較・検索・資料請求メディア

出展:Microsoft「Image Gallery」

2015年に登場した女子高生チャットボットの「りんな」。

Windowsをはじめ、ExcelやPowerPointといったビジネスライクなソフトウェアを多く手掛けるマイクロソフトがAI女子高生を開発したという意外性と、その性能の高さで人気を呼んでいます。

今回は、りんなの技術をビジネスで活用する取り組みについて事例などと一緒に見てみましょう。

 

■AIチャットボット「りんな」のテクノロジーをオリジナルキャラに活用

りんなの開発技術は、「Rinna Character Platform(リンナキャラクタープラットフォーム)」として、第三者への提供もされています。同プラットフォームを活用し、オリジナルキャラクターを作成することも可能です。

りんなのテクノロジーを活用したAIチャットボットとして知られているのが、2016年に登場したローソンの「ローソンクルー♪あきこちゃん」です。

りんなといえば、「まじ?」「やば!」といった女子高生口調でおなじみですが、あきこちゃんはローソンでバイトするまじめな女子大生というキャラクター設定なので、女子高生口調ではなく丁寧で控えめな口調で受け答えをします。

あきこちゃんは、LINE上で質問に答えてくれたり、近くのローソンを探してくれるほか、ローソンに関連した用語だけを使う「ローソンしりとり」、占いやゲームでも一緒に遊べます。

また、会話の中で、きまぐれにオトクなクーポンを発行してくれることもあるそうです。

ローソンの他にも、りんなの技術を応用したチャットボットとして、東京都渋谷区が導入した「渋谷みらい」があります。

日本で初めて特別住民登録されたAIとして話題を呼んだ渋谷みらいは、渋谷区に住む小学生というキャラクター設定。

LINEを通じてユーザーと会話したり、手紙のやりとりや簡単なゲームをしたりするのは、ローソンのあきこちゃんとも似ていますが、ユーザーから送られた顔写真を渋谷駅前の「モヤイ像」風に加工してくれるなど、渋谷区らしい機能も搭載されています。

(参照:日本マイクロソフト「ソーシャル AI チャットボット「りんな」を活用した新たなデジタルマーケティングソリューションを提供開始」)

(参照:東京都渋谷区「住民AI 渋谷 みらい」)

(参照:ローソン研究所「ローソンクルー♪あきこちゃん」 )

 

■AIチャットボットりんなをマーケティングツールとして活用

AIチャットボットりんなをマーケティングとして活用|チャットボットやWeb接客・RPA等のAI・人口知能製品・サービスの比較・検索・資料請求メディア

りんなをマーケティングツールとして活用した事例もあります。

若者に人気のアパレル大手ウィゴー(WEGO)では、「女子高生りんながウィゴーでアルバイトしてみた」という設定で、Eコマース上にりんなを登場させています。

ユーザーのコーディネート画像にコメントする「りんなのファッションチェック」や、ファッションへのアドバイスなどもしてくれます。

これは、画像認識技術をもとに、スタイリングやアイテム、年齢等を推定し、コメントを返してくれるという機能です。

ウィゴーではりんなに、ファッションという知識を学習させて、10代の女の子が持つファッションに関する感性や興味をキャラクター性に取り込む狙いがあると説明しています。

また、「意外と鋭くて深い」と評判の高いりんなの会話技術をもとにEコマース上でユーザーとの対話を展開して、新たなファンの獲得を目指しているようです。

ウィゴーの事例の他にも、地方自治体とりんなが提携して観光や町おこしを盛り上げる取り組み「萌えよが始まっています。

こちらはまさにマーケティングミックスの4C(Consumer、Cost、Convenience、Communication)における「マーケティングコミュニケーション」の取り組みと言えるでしょう。

(参照:WEGO「りんな×WEGO 女子高生AIりんなアルバイトデビュー!!」)

(参照:日本マイクロソフト「萌えよ♡ローカル ~りんなと地方とみんなの未来~ とは」 )

 

■「共感」と「対話」を重視

AIチャットボットによる共感と対話を重視|チャットボットやWeb接客・RPA等のAI・人口知能製品・サービスの比較・検索・資料請求メディア

りんなの特徴は、聞かれたことに答えるだけではなく、ユーザーが「共感」し、会話を続けることができる能力にあります。

りんなは、「共感モデル」と呼ばれる会話エンジンを採用し、人間の感情に寄り添って対話することに主眼が置かれています。

ユーザーとの会話の中で、「新しい話題を切り出す」、「質問する」、「相手の発言を肯定する」、「積極的に聞き手に回る」などといった、人間同士の会話で生まれる対話スキルをもとに受け答えが作成されており、より長く対話が続くようにユーザーに対する返答を促します。

こうしたりんなをはじめとする、「共感モデル」のAIは、顧客との「one-to-one(ワントゥワン)」の対話がより求められるようになってきたセールスの領域などで、ますます普及が進むことが考えられます。

最近では、カスタマーサービスの新たな担い手として期待される、チャットボットにも「共感モデル」に近いAIが搭載されたサービスが増えています。

AIの開発には、莫大なコストや長期間を要することが少なくありません。

しかし、チャットボットは、マーケティングやカスタマーサービスなどに必要な機能がパッケージ化されているサービスも多く、導入のハードルは決して高くありません。

この機会に自社のマーケティング活動の一環として、または顧客対応の効率化としてチャットボットを検討してみてはいかがでしょうか。

 

チャットボットサービス一覧はこちら|チャットボットやWeb接客・RPA等のAI・人口知能製品・サービスの比較・検索・資料請求メディアAIsmiley

今なら資料請求された方にAIsmileyオリジナルチャットボット各サービスの比較資料を無料でプレゼント!