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2020/1/16

予知保全で得られる効果とは?予防保全との違いとメリットを解説!

  • 編集部記事

予知保全で得られる効果とは?予防保全との違いとメリットを解説!|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

近年、AI・人工知能への注目度はますます高まっており、さまざまな業界のさまざまな企業が、AIを活用した業務によって業務効率化や生産性向上を図っています。それは製造業においても言えることで、特に予知保全はIoTやAIの技術を最大限活かすことができる部分といえるでしょう。

そんな、多くの製造業が導入し始めている「予知保全」ですが、具体的にどのような効果があるのでしょうか。また、似たような言葉に「予防保全」がありますが、予知保全とは何が異なるのでしょうか。今回は、予知保全によって得られるメリットや予防保全との違いなどについて詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

■予知保全とは?

■予知保全とは?|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

そもそも予知保全とは何なのかというと、IoTを活用することによって機械や設備のトラブルを予知し、トラブルを未然に防ぐことを指します。IoTは「Internet of Things」の略であり、「物とインターネットをつなげることによって、物の利便性を高め、新たな技術やサービスを提供する技術」のことです。

言葉だけでは少し分かりにくいかもしれませんが、インターネットに接続可能な家電をイメージしていただければ分かりやすいのではないでしょうか。最近では、冷蔵庫や洗濯機などでもインターネットへの接続が可能なものが増えています。

冷蔵庫であれば、ドアに付いているモニターからネットスーパーで食材を購入することができたり、洗濯機であれば、その日の気温や湿度などを取得して適切な洗濯方法をアドバイスしてくれたりするのです。これはまさに、家電のIoT化に他なりません。

では、工場の生産ラインにIoTを導入するとどうなるのでしょうか。もし機械にIoTを導入すれば、取り付けられている複数のセンサーから「機械の稼働時間」「微細な振動」「アームの角度」「工場内の温度」といった情報を取得することができるようになります。そしてその情報を分析して機械の稼働状況を明確にすれば、リアルタイムで機械の健康診断を行えるようになるのです。

さらに、その健康診断のデータをAIに学習させていけば、過去のデータをもとに「どのような状況になると不具合が起こる可能性が高まるか」を予知することができるようになります。そのため、これまで難しかったトラブルの未然回避が可能になるわけです。

(参照:ネクスタ-製造業(工場)向けパッケージシステム 予知保全の5つのメリット|予防保全との違いとは)
(参照:BizApp チャンネル 予防保全とは?予知保全との違いとIoTとの関係)

 

■予知保全と予防保全の違い

予知保全の特徴についてはお分かりいただけたかと思いますが、予防保全とは具体的にどのような点が異なるのか分からないという方もいらっしゃるでしょう。基本的に予防保全は、「おおよその周期を定めた上で定期的なメンテナンスを行うこと」を指します。一方の予知保全は、機械や設備の状態をリアルタイムで監視して、劣化状態や異常動作などを察知するものです。そのため予知保全は、予防保全よりも急な故障のリスクを減少させることができます。

ただ、故障のリスクを事前に把握できるものの、コストが膨らんでしまうという点は、予知保全のデメリットといえるかもしれません。とはいえ、予知保全にはコストが膨らむこと以上に大きなメリットがありますので、ここからは予知保全によって得られる効果(メリット)について詳しくみていきましょう。

 

■予知保全を導入することで得られる効果(メリット)

■予知保全を導入することで得られる効果(メリット)|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

 

・部品の交換時期を的確に判断することができる

先ほどもご紹介したように、予知保全を導入すればリアルタイムでの監視が可能になるため、設備の劣化や故障などを見落としてしまうリスクも少なくなります。予防保全の場合は、定期的なメンテナンスによって設備の劣化などを確認するため、メンテナンスの時点で「交換時期が近づいている」と判断した場合には、多少継続利用できる余地があったとしても交換しなければなりません。
しかし、予知保全であればリアルタイムに監視していることもあり、ベストな交換タイミングを知らせてもらうことができます。そのため、「まだ使えるけど交換しなければならない」といった無駄をなくすることができるのです。

 

・保全の担当者を最小限にできる

予防保全の場合、定期的なメンテナンスが必要なため、どうしても保全の担当者が必要になります。しかし、予知保全であれば最低限の人数で設備をモニタリングすることが可能になるため、人件費を削減することができるわけです。不具合などが見つかった場合のみ最適な人員を配置することもできるので、保全担当者の負担も軽減させることができるでしょう。そして何より、予知保全によって削減した人件費を製造に充てることができるようになるという点は、大きなメリットといえるのではないでしょうか。

 

・ダウンタイムを最小限にできる

予防保全でも設備のトラブルを未然に防ぐことは可能ですが、部品だけがトラブルの原因になるわけではありません。いつ、どこでトラブルが起きるかは分かりませんし、仮に設備が停止してから原因の追及を行っていると、ダウンタイムが伸びてしまいます。
その点、予知保全であれば、リアルタイムでの監視によって「普段とは異なる振動・温度」などを察知することが可能です。そのため、原因の追及も行いやすくなり、結果的にダウンタイムを最小限に留めやすくなるのです。当然、ダウンタイムを最小限に抑えられれば生産性も向上していくため、企業としても損失を最小限に抑えるというメリットが得られます。

 

■予知保全の導入によって得られる効果は非常に大きい

今回は、予知保全の導入によって得られる効果についてご紹介しました。予防保全でもトラブルを未然に回避することは可能ですが、より確実にトラブルを回避し、生産性の向上へつなげられることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

しかし、予知保全の導入にはコストがかかるという点も忘れてはなりません。いくら多くのメリットがあるからといって、費用対効果が悪ければ意味がありません。しっかりと自社の予算や目的、そして予知保全によって得られる効果などを事前に確認した上で、費用対効果を見極めていくことが大切になるでしょう。

近年は多くの企業がAIやIoTを活用して業務効率化を図っており、多くの人にとって身近な存在になりつつあります。AIとは関連性が低いように感じられていた業界でもAIを導入するケースは増えてきていますので、ぜひこの機会にAIやIoT、そして予知保全などに目を向けてみてはいかがでしょうか。
 

予知保全のサービス比較と企業一覧を見る

 

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