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2020/1/15

PoC検証とは?検証項目や進め方を詳しく解説

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PoC検証とは?検証項目や進め方を詳しく解説|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

近年はIoTやAI・人工知能が身近な存在になりつつあり、実際にAIを導入する企業も多くなってきている状況です。現段階でAIの導入を検討している企業も多いのではないでしょうか。

しかし、AIの導入によって生産性向上や業務効率化を図るためには、しっかりと戦略を建てた上で開発を進めていかなければなりません。その中でも特にPoC(概念実証)AI導入の成否を大きく左右する重要なポイントなのです。

今回は、このPoCについて詳しくご紹介していくとともに、検証項目や進め方などを解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

■PoC(概念実証)とは?

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PoCとは、「Proof of Concept」の略であり、和訳すると「概念実証」となります。最近では「実証実験」と呼ばれることも多くなってきているのですが、その主な目的は「新たなアイディアが有効なものであるかどうかを試し、そのアイディアに企業として投資するかどうかを判断すること」です。

特にIT業界ではPoCが行われる機会が多く、導入を検討するシステムが億単位のものになることも少なくありません。高額な投資になるからこそ、導入後の効果を測定し、具体的な予測を立ててから投資の判断を行うのです。そのため、IoTやAIといった新しい領域のシステムを開発していく際には、特にPoCが重要になるといえるでしょう。

 

■PoCで検証する項目とは?

■PoCで検証する項目とは|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

では、具体的にPoCではどのような項目を検証していくのかみていきましょう。PoCで主に検証されるのは、以下のような項目です。

・実現性
・効果とコスト
・具体性

それぞれの項目について、詳しく解説していきます。

 

◆PoCの検証項目1:実現性

新たなアイディアのもと新しいシステムの開発を検討していくことになっても、まずはそのシステムが技術的に実現可能なのかどうかを確かめなければなりません。また、要件を整理し、企画を練ったとしても、実際にシステムを開発して作動させてみなければ分からないこともあるでしょう。大きなプロジェクトになるにつれて予期せぬトラブルが生じることも多くなるため、実現可能性を高めるためにもPoCを行うことが大切になります。

例えば、「実際の環境においても想定通りにIoTセンサーがデータを拾えるか」、「実際の環境においても正常に電波が届くか」といったものが実現性についての検証です。検証するためのノウハウがなければ難しい場合も多いため、PoCの開始前から技術者に参加してもらう必要があるでしょう。

 

◆PoCの検証項目2:効果とコスト

経営を軌道に乗せるためには、費用対効果をしっかりと見極めなければなりません。そのため、PoCで費用対効果を検証していくことが非常に重要になるわけです。その方法としては、現場の環境に極力近づけた上で、期待通りの効果が得られるかどうかPoCを実施します。

例えば、無人店舗の運営を検討しているとします。この場合には、「レジを自動化(無人化)した際の費用対効果」を検証することが効果とコストのPoCになるわけです。

検討中のシステムに投資しても良いかどうかを判断するためには、この費用対効果の確認が欠かせません。当然、期待通りの効果が得られなければ、実際にシステムを導入しても理想的な収益を得られる可能性は低いわけですから、導入を見送るという判断も下す必要があります。

また、PoCの実施前にも、机上で「十分な費用対効果が得られるのか」を検討していくことが大切です。他の項目でPoCを先に実施しても、費用対効果が期待できない場合には、無駄な努力になってしまう可能性があります。さらに、プロジェクトを進行させていくうちに、「システムを導入させること」自体が目的にすり替わってしまうケースも少なくありません。システムの導入は、あくまでも「費用対効果の達成」が目的であることを忘れないようにしましょう。

 

◆PoCの検証項目3:具体性

具体性の検証は、実際にシステムを使用する際、必要となるもの(作業)が何かを確認するために実施するものです。例えば、データ分析システムの導入を検討している場合、システムの画面上にボタンを配置して操作性が良いかどうかを確認したり、仮データを使って分析結果を出力したりといった検証が挙げられるでしょう。

こういった具体性の検証は、「実現性」や「効果とコスト」についての検証で効果が確認できた後に実施されるのが一般的です。また、これはすべての項目において言えることですが、PoCにおいてはできる限り実際にシステムを使用する現場の担当者を巻き込むことが大切になります。現場に関わらない人だけでPoCを進めてしまうと、理想とは大きく異なるシステムになってしまう可能性があるからです。そのような失敗を避けるためにも、現場の担当者を含めたPoCの実施が大切になるでしょう。

 

■PoCの進め方

PoCを進めていく場合、主なステップとしては以下の3つが存在します。

・試作
・実装
・検証

 

◆試作

PoCを進めていく場合、まずは導入を検討しているシステムの試作品を、必要最小限の内容だけで構築していきます。もしIoTのシステムを構築するのであれば、システムに必要となるセンサーを1つずつ準備して、最小限の解析システムを構築していくということです。

ただし、導入を検討しているシステムによって「必要最低限」がどの程度なのかは変化しますので、導入するシステムで期待している効果などを踏まえた上で定義していくようにしましょう。

 

◆実装

試作が終わったら、次はその仕様通りに実際の環境へと実装していきます。当然ではありますが、現場に近い環境で実装したほうが、PoCの結果も具体的なものを取得できますので、できる限り現場に近い環境で実装していくことを意識したほうが良いでしょう。

 

◆検証

そして、システムの実装が完了したら、実際に使用して効果の検証を行っていきます。検証の際は、できる限り実際にシステムを使用する人に操作してもらうようにしましょう。使用する人によって検証結果が左右する可能性も否めませんので、できる限り実際の環境に近づけていくことをおすすめします。

 

■現場に近い環境でPoCを実施し、投資判断を行おう

PoCの大きな目的は、「そのシステムに投資するべきかどうか」の判断を正しく行えるようにすることです。そのため、費用対効果の確認は極めて重要と言えるでしょう。
もちろん、それに次いで「実現性」や「具体性」の検証も重要になりますので、ぜひ今回ご紹介した項目を参考に、PoCを実施してみてはいかがでしょうか。
 

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